ローソク足はテクニカル分析の基本!酒田五法は今でも使えるのか

2018年10月8日

 

ローソク足は

『ローソク足』

よく聞く用語ですが、適切に活用されていますか?

 

「テクニカル分析ってわかりづらそう」

「ローソク足は普段からは見てるから大丈夫」

そう思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ローソク足の基本的な仕組みと適切な読み方がわかっていないと、テクニカル分析ができるようにはなりません。

こんにちは。FXを勉強中の大輔です。
ローソク足はいつもチェックしてますよ。

ゲームの合間に見てるわよね。
「上げ三法」とか「下値遊び」ってどういう用語だったかしら?

えーと・・・。
学校でやる「遊び」の一種ですか?

ふぅ・・・。

リサさんにあきれられても、僕には前進あるのみです!

ローソク足について勉強しましょう!

 

ローソク足の基本的な考え方

ローソク足とは、1分、1時間など一定期間の株価や為替レート変動を、縦長の長方形とそこから伸びる上下の線で表したものです。

0925ローソク足

チャート上では、時系列に従ってこの長方形が並んでいきます。

縦長の長方形が少しずつ上下にずれながらチャートの右側に連続して連なっていくイメージです。

 

長方形はローソクのように見えるためローソク足と呼ばれています。

 

ローソク足が表しているのは、一定の区切られた時間帯における始値と終値、高値、安値です。

一定の時間帯の始値よりも終値が上がった場合、長方形の上辺は終値、底辺は始値になります。

 

また、上辺から伸びる線の先端がその時間帯の高値です。

安値は、底辺から伸びる線の先端になります。

 

価格が下がった場合は、上辺が始値、底辺が終値になる仕組みです。

ローソク足では、価格の変化がグラフ化されています。

また、時系列で並ぶローソク足は、値上がりしたときと値下がりしたときで色を変えて描画するのが一般的です。

 

そのため、一目でどんな価格推移が発生したのかがわかりやすいということがローソク足のメリットです。

FX初心者は、1つ1つのローソク足が何を意味しているのかが確実にわかるようにしておくことが大切になります。

 

酒田五法のパターンを覚える

ローソク足の状態からさまざまな相場の状態が読み取れます。

パターンはたくさんありますが、そのなかでも「酒田五法」と呼ばれる5つのパターンが有名です。

 

日本の江戸時代の米相場で一世を風靡した本間宗久が編み出した分析方法で、山形県酒田市周辺の大地主でもあったことから、酒田五法といいます。

日本生まれの分析手法ですが、海外でも使われていて、相場の判断に有効なパターンだといわれています。

 

三山(さんざん)

 

三山三尊

「三山」は、3つの山があるパターンで、3回トライして突破しなかった高値は突破されない可能性が高いというものです。

真ん中が高いパターンを特に「三尊」(さんぞん)と呼んでいます。

 

三川(さんせん)

三川逆三尊

「三川」はその逆で、谷が3つ続くものです。

谷底を割らなかったサインになります。

真ん中の谷が最も深い場合を「逆三尊」(ぎゃくさんぞん)といいます。

 

三空(さんくう)

 

三空

「三空」は、並んでいるローソク足に「窓」が3回続くパターンです。

 

買いのサインを示す「三空叩き込み」

 

「ここで買い注文を入れるべき」という買いのサインの1つに「三空叩き込み」と呼ばれるものがあります。

 

三空叩き込み2

三空は窓が3つ続くことを指しますが、三空叩き込みは下げている局面で窓が3つ続いたというパターンです。

窓が開く状態は、1つ前のローソク足で刻まれた終値よりも、次のローソク足の上辺で表される始値が低いことを意味しています。

激しく価格が下落している状態ということです。

 

いわゆる「売られすぎ」の状態である可能性が高いため、三空叩き込みのパターンが現れたら、買いサインだととらえるのが一般的です。

株式投資の場合は、確実な買いサインとしてとらえる方法としては、三空叩き込みが出現した翌日の始まりにさらに窓が開いたら強気買いのサインとしてとらえる方法が有名です。

 

為替相場は24時間続くため切れ目がありません。

そのため、三空叩き込みが現れたら買いサインが出ているととらえればよいでしょう。

ただし、為替相場も週末は休みになりますので、金曜日に三空叩き込みの状態で終了し、週明けも窓が開いたら強気で買うタイミングだといえます。

 

売りのサインを示す「三空踏み上げ」

 

売りのサインとして有名なパターンは「三空踏み上げ」です。

三空踏み上げ

三空叩き込みとは逆のパターンで、相場が上昇しているときに、窓が3つ続くパターンを三空踏み上げといいます。

三空踏み上げが出現する状態で窓が開くということは、価格が著しく上昇していることを意味しています。

ただ上げているだけではなく、勢いがある状態です。

 

そのため、買われすぎている状態だと想定できます。

三空踏み上げが見えたら売りサインだととらえるとよいでしょう。

 

買いが一巡すれば、買いの勢いは減少し、今度は売られることになって価格は下がります。

買われた相場は、自分自身の重みで下がるといわれています。

 

売りサインを知りたい人は、三空踏み上げを理解しておくようにしましょう。

ただし、三空叩き込みや三空踏み上げの典型的なパターンのように、きれいに窓が3つ続くことは少ないです。

 

そのため、2つ窓が開いたあと、1つローソク足を飛ばしてまた窓が開くなどの場合でも売りサインとしてとらえるなど、相場の動きとパターンを比較して自分なりの判断基準を持てるようになるまで経験を積むことも大切です。

 

 

三法(さんぽう)

 

上げ三法3

「三法」は、レンジ相場から抜ける状態を表すパターンで、レンジ相場が終わって上がることは「上げ三法」と呼ばれています。

 

三兵(さんぺい)

「三兵」とは、連続する3本の陽線(または陰線)が同じ方向へ向かうパターンです。

前者(陽線が続く)を「赤三兵」(あかさんぺい)、後者(陰線が続く)を「三羽烏」(さんばがらす)といいます。

 

赤三兵(あかさんぺい)

赤三兵とは、下落局面から転じて陽線が3つ並んでいる状態です。

 

赤三兵

一般的には、上昇トレンドが定着し、その後も上がっていくことを示唆するパターンだといわれています。

トレンドが転換するタイミングで買い注文を入れることができれば、利益の最大化につながるため、このタイミングは外したくないものです。

 

買い圧力と売り圧力が均衡している場合、短い陰線と陽線が入り乱れたり、十字のローソク足が出現したりすることが多いです。

その状態ではまだ判断すべきかどうかわかりません。

注文を入れずに様子をみておくのが無難です。

 

しかし、上昇方向にブレイクしたとわかったらすかさず注文を入れないと、一気に価格は上昇して買うタイミングを失います。

そのときの判断材料となるのが赤三兵です。

 

下落局面からもみ合いになり、上昇に転じたことを表す赤三兵のパターンを知っておくと、買い注文を入れるタイミングを逃さずトレードできるようになるでしょう。

 

三羽烏(さんばがらす)

三羽烏

FX取引においては、上昇局面から下落局面に転ずるタイミングを知ることも大切です。

売りのタイミングがわかれば、買いポジションでは利益の最大化、売りポジションでは適切なエントリーに役立ちます。

 

下降トレンドに変わるサインとして知られている代表的なローソク足パターンは、「三羽烏(読み:さんばがらす)です。

このパターンは、赤三兵の逆のパターンになります。

 

上昇局面が続いたあとで、陰線が3つ並んだ状態になると三羽烏のパターンのでき上がりです。

この状態になると、上昇トレンドが終わり下降トレンドが定着しつつあることを示しています。

 

三羽烏が出現したら、買いポジションを持っていた人は売却したほうがよいでしょう。

そのままポジションを保有し続けいると、下降トレンドに巻き込まれ売却タイミングを逃したり、含み益がなくなって損失に転じたりする可能性があります。

 

また、売り注文を入れてポジションを持とうと考えていた人にとっては、絶好の買い場到来です。

 

買い中心の人は売却タイミングのサイン、売り中心の人はエントリーポイントになるのが三羽烏のパターンになります。

ローソク足が作るパターンをよく確認して売り注文を入れるタイミングを逃さないようにしましょう。

 

買いの勢いが継続していることを示す「つたい線の押さえ込み」

上昇トレンドになるサインとして有名なものとしては「つたい線の押さえ込み」が挙げられます。

つたい線4

「つたい線」とは、価格下落を示す陰線が複数続き、そのローソク足が階段状に下がっている状態のことです。

このつたい線が現れたあと、その下げを超える陽線が出現している状態がつたい線の押さえ込みです。

このパターンが意味しているのは、上昇後に下落があっても、まだ買いの勢いが続いているということです。

 

そのため、つたい線の押さえ込みが出現すると、高確率で上昇トレンドになることが多いといわれています。

典型的なパターンは、大きな価格上昇を表す大きな陽線があったあとで、陰線が3つほど並び、その後に下げた分を超える大きな陽線が再度出現するパターンです。

 

上昇局面では、一本調子で上げ続けるとは限りません。

一度小休止が入ることがあります。

 

大きな陽線が発生したあとであわてて利益確定の売り注文を入れるのではなく、つたい線の押さえ込みが発生するかどうか確認することも大切です。

このパターンの出現を確認できれば、続いている買い勢いに乗ってさらに利益を大きくできる可能性があります。

 

継続して売られることを示す「下値遊び」

継続した売りが続いていることを示すパターンもあります。

代表的なものは、「下値遊び」です。

 

下値遊び2

形としては、つたい線の押さえ込みを上下さかさまにしたような形になります。

 

つまり、陰線のあとで陽線がいくつか続き、そのあとで陽線で上げた分をさらに超える大陰線が出現するパターンです。

このパターンは、下げたあとの買い戻しが発生し価格が上昇しても、売りの勢いが衰えておらず、上げた分を帳消しにするほどの下げが発生していることを意味しています。

 

そのため、下値遊びの出現は、まだまだ下降トレンドが続いているととらえることが重要です。

大きな下げがくる可能性があるため注意しましょう。

 

大きく下げたあとのリバウンドを狙っている投資家は、下値遊びのパターンが出現するかどうかを注意深く見る必要があります。

「ここが底だ」と思って買いを入れたあと少し上昇すると「トレンドは上昇に変わった」と判断しがちです。

 

しかし、そのあとで下値遊びの形になることも多いため、買い注文を入れるタイミングはもう少しあとにしたり、少しの反動による上げで利益確定したりするなど、相場の状況に応じて取引することが大切です。

 

 

結局、酒田五法は今でも役に立つのか?

現代でも身につけておいて損はない手法だといえるでしょう。

 

もともとは江戸時代に考案されたテクニカル分析なので、今にそぐわないとみる人もいますね。

AI(人工知能)の台頭もあり、予測しづらい急速な動きを見せることが増えてきました。

 

しかし、ローソク足は現在も第一線で使用されるテクニカル分析ですし、多くの人が酒田五法を学び、投資に役立てています。

多くの投資家が取り入れている考え方ですから、身につけておけば有利に働くでしょう。

 

他の指標と組み合わせることで効果を発揮する

ローソク足が形作るパターンを見るだけでも、相場の状況を判断したり売買タイミングを見つけたりすることに役立ちます。

 

しかし、ローソク足パターンだけでなく、ほかの指標と組み合わせて分析することで、より多くの判断材料が得られることも知っておきましょう。

 

具体的には、「移動平均線」や「出来高」「トレンドライン」などと組み合わせるとより適切な情報が得られるようになります。

移動平均線とローソク足を組み合わせて分析することによってわかるのは、「陽線が出現するタイミング」です。どのタイミングで陽線が立つかがわかれば、取引はしやすくなります。


出来高とローソク足を組み合わせてもわかることがあります。

組み合わせて分析することでわかるのは「相場の強さ」です。

 

価格や為替レートがどの程度の勢いで変化するのかも取引判断材料としては重要になります。

トレンドラインとローソク足の組み合わせでわかることは、「ブレイクするタイミング」です。

 

トレンドライン3トレンドライン4

ブレイクするタイミングを把握したうえでポジションをとることができれば、効率的に利益を稼ぐことにつながるでしょう。

ある程度取引に慣れてくると、ローソク足だけでなく、移動平均線や出来高、トレンドラインにも気を配ることを忘れないことが大切です。

 

ローソク足と移動平均線

移動平均線とは、過去一定期間の平均値をグラフ化したラインのことです。

移動平均線1

期間の取り方を変えることで、いくつもの移動平均線を描画できます。

1つの移動平均線を見るだけでも相場の状態を把握することが可能です。

 

また、複数の移動平均線の交差点などを確認すること売買タイミングを見つけることにも役立ちます。

 

この移動平均線とローソク足を組み合わせて得られるのは、陽線が出現するタイミングです。

例えば、移動平均線よりも上に陽線のローソク足が並んでいる状態では、上昇基調が続いているとみることができます。

移動平均線より下に陰線が並ぶ場合はその逆で、下落基調です。

 

移動平均線に対してどの位置にローソク足があるかを見ることで、価格の勢いを把握することが可能です。

その点を踏まえれば、次に陽線がくるのかどうかは予想しやすくなるでしょう。

 

この方法は、取引を行う日のどの時点で買いのエントリーを入れたらよいかが読みやすくなります。

また、取引対象の外貨を選択することにも役立ちます。

 

そのため、デイトレードに向いている分析手法だといわれています。

FXでデイトレードをやりたいと考えている初心者は、移動平均線とローソク足を組み合わせた分析を行うようにしましょう。

 

ローソク足と出来高

出来高とは、売買が成立した取引の量を表す用語です。

出来高が多いということは、盛んに取引が行われていることを表します。

反対に、出来高が少ない場合は、取引市場が閑散としているという意味です。

 

出来高を見るだけで、相場の状況はわかります。

取引量が多ければ、ダイナミックに価格が変動する可能性が高まります。

 

大きな値幅がとれる可能性がありますので、売り買いいずれかのポジションをとる絶好のタイミングだといえます。

 

一方、出来高が少なく取引が盛んに行われていない状態では、値動きは緩慢になりがちです。

大きな価格変動は望めないでしょう。

 

また、テクニカル分析を裏切るような不規則な動きも発生するリスクがありますので、注意が必要です。

デイトレードを行う人は、出来高は特に要注意指標だといえます。

この出来高とローソク足を組み合わせることでわかる情報は、相場の強さです。

 

出来高だけをみても相場の強さはある程度判断できますが、ローソク足もあわせてみることで、相場の強さがより正確に確認できるようになるでしょう。

 

出来高の棒グラフが高く伸び、ローソク足の長方形が縦に長くなる場合は、相場に強い勢いがある証拠です。

長い陽線と大きな出来高がいっしょに現れるときは、大きな上昇につながる可能性が高いといわれています。

 

ローソク足とトレンドライン

トレンドラインとは、チャート上で複数の特定の価格を結んで作るラインのことです。一定期間の高値を結んでラインを引くことによって得られるのはレジスタンスラインと呼ばれています。

レジスタンスライン1

価格が上昇してもレジスタンスラインに到達すると跳ね返される傾向が続いていることを示すため、当面の天井を把握できる点が特徴です。

 

安値を結んだラインは、サポートラインといいます。

サポートライン1

レジスタンスラインとは逆に、当面の底を示すラインです。

 

価格が下がっても、このラインに到達すると反転して上昇に転じる可能性が高いため、トレンド転換点を予測することに役立ちます。

このトレンドラインとローソク足を組み合わせることで、レンジ相場を抜けてブレイクするタイミングがわかります。

 

トレンドラインを越えて為替レートが移動していくときに、ローソク足が縦長の長方形になっていれば、これまでのレンジを抜けて上下どちらかの方向への大きな変動を予測できることがメリットです。

 

FXでは、ブレイクするタイミングに合わせてトレンドに沿って取引する順張りでポジションをとれば大きな利益を手にできる可能性が高まります。

 

特に、デイトレードを行う場合は、ブレイクタイミングは稼ぎ時です。

トレンドラインとローソク足をみて、的確にブレイクのタイミングを把握しましょう。

 

実体とヒゲのとらえ方

実態とヒゲ

ローソク足は、長方形のバーと線だけのヒゲで構成されています。

長方形のバーの部分の呼び名は「実体」と呼ばれます。

 

まず、実体部分の長さに注目すると、ローソク足の対象期間における始値と終値の差がわかります。

 

実体部分が長ければ、その期間内で大きく価格が変動したことが、短ければ始値と終値でほとんど差がなかったことが把握できるというわけです。

始値と終値の差がまったく生じないと、実体はなくなってしまい、ただの横線になります。

 

例えば、値上がりしたことを示す陽線の実体の上辺と上ヒゲの先端は、大きく離れていることもありますが、あまり差がないこともあります。

この差は、高値と終値に差があったことを示す証拠です。

 

一時的に終値よりも高い価格や為替レートで取引される時間帯があったことがわかります。

陽線では、下ヒゲと実体の底辺との差は、安値と始値に開きがあったことの証拠です。

 

一方、ヒゲに注目することでも情報が得られます。

上ヒゲが異様に長い場合は、その時間帯に大きな上昇があり、その後値を戻した状態です。

ローソク足の実体とヒゲに注目してみるだけで、その時間帯の値動きをおおよそ想像することができます。

 

陽線と陰線の特徴

始値よりも高い終値になった場合のローソク足を陽線といいます。

 

陽線の「陽」にはプラスという意味が込められていますので、陽線は値上がりした状態です。

ローソク足の単位が1日の場合、その日の相場は上昇したことを表します。

 

一方、始値よりも終値が低い場合のローソク足は陰線です。

陰線の「陰」にはマイナスという意味があります。

 

同じく単位が1日の場合、その日は下降相場だったことがわかります。

陽線と陰線は、交互に登場する場合もありますが、陽線だけが続く場合、陰線だけが続く場合もあります。

 

交互に出現する場合は、売り買いが交錯してこう着状態の相場です。

 

陽線が続けば、上昇トレンドにあることを示します。

陰線が続く場合はその逆で、下降トレンドということです。

 

陽線、陰線が続く場合でも、実体部分の重なり具合や、上ヒゲと下ヒゲのどちらが長いかなどを確認することで、相場の状況をより深く把握することが可能になります。

 

ローソク足は、多くの情報を提供してくれる優秀な指標です。

初心者は、陽線や陰線がどんなときに現れるのかを研究することで、相場に勝つ可能性を高められることを頭に入れておきましょう。

 

さまざまな時間軸と比較してみる

ローソク足は1つではありません。

どの時間軸で区切るかによってさまざまなタイプのローソク足を描き出すことが可能です。

 

それぞれの時間軸で作るローソク足をうまく使い分けることで、トレードスタイルに合った適切な情報を得られるようになります。

そのため、各時間軸で読み取れる情報の特徴を把握しておくことが重要です。

 

主な時間軸は、月足、週足、日足、8時間足、4時間足、1時間足、30分足、15分足、10分足、5分足、1分足などです。

 

もちろん、これら以外にも、2時間足や3分足という形でローソク足を描き出すことは可能です。

複数の時間軸のローソク足を確認することで、大きなトレンドと直近のトレンドの両方を頭に入れてトレードできるようになります。

 

例えば、日足は陽線が続いている一方で1分足は陰線が続いている場合は、上昇トレンドが続いているなかでの一時的な下降トレンドが生じているとみることが可能です。

 

ただし、相場は予想外の動きをすることもありますので確証がえられるわけではありません。

それでも、大きなトレンドと短期的なトレンドを考慮して取引することは有利にトレードを進めることにつながるメリットがあります。

 

複数の時間軸を組み合わせる

実際に取引を行う場合は、1つの時間軸のローソク足だけに注目するのではなく、複数の時間軸を見ながら取引することが大切です。

 

例えば、1分足だけに注目して取引をしていると、やがて1時間足、日足のトレンドが効いてきて、1分足のトレンドが急激に反転することもあります。

長時間トレードを続けていると、短時間のローソク足の動きに目を奪われてしまい、大きなトレンドに対する意識が薄れてしまうことも珍しくありません。

 

そうなってしまうと、いきなり生じる大きなトレンドに巻き込まれて多額の損失を被ることになる可能性があります。

取引を行う場合は、必ず複数の時間軸のローソク足を確認しながら取引を続けることを忘れないようにしましょう。

特に、初心者の場合は1つの情報にとらわれてしまいがちですので、肝に銘じておくことが大切です。

 

相場転換を意味する「十字のローソク足」

ローソク足は、始値や終値、高値、安値の価格の違いによってさまざまな形になり、なかにはローソク足の形を見るだけで相場転換のタイミングだとわかるものもあります。

それは「十字ローソク足」と呼ばれているものです。

十字線

形は文字通り十字のローソク足で、始値と終値が同じだった場合に現れます。

ローソクの胴体部分がないため、実体部分はつぶれて横線になり、上下に伸びたヒゲと合わせると十字に見えるというわけです。

「寄り付き同時線」というのが正式名称になります。

 

十字ローソク足が出現すると、相場の転換点だといわれています。

始値と終値が同じということは、売り買いが拮抗している状態です。

 

下降トレンドから十字ローソク足が現れたら上昇反転のサイン、上昇トレンドで十字ローソクが出現したら下降トレンドへの反転サインといった形で判断材料にすることができます。

寄り付き同時線には、売りと買いが拮抗しているときに現れる上下のヒゲが伸びている「足長十字線」、下値を探ってから拮抗する上ヒゲがない「トンボ」、上値を探ってから拮抗する下ヒゲがない「トウバ」の3種類があります。

 

FX初心者は、十字ローソク足を見つけたら反転の兆しであることをしっかり認識してチャートを見るようにしましょう。

 

ファンダメンタルズについても意識を向ける

ローソク足は相場状況の判断を助けてくれる重要なテクニカル指標です。

ローソク足を味方につけて読み方をしっかり把握すれば、FX投資で利益を出す可能性を高めることができます。

 

しかし、ローソク足だけでFX投資を乗り切っていこうというのには無理があるでしょう。

相場は急変することもあります。

 

ランダムな価格の動きに投資家の心理変化などの要因も加わって思わぬ方向に大きく動くことも珍しくありません。

そうなると、テクニカル分析をしても当てはまらなくなることがあります。

 

ローソク足も含めたテクニカル分析は、過去の価格や為替レートの推移などから一定の傾向を読み取ることがポイントです。

ただし、直近の過去が相場が荒れた状況だった場合、テクニカル分析だけで有効な判断を下すのが難しくなってしまいます。

 

そのため、テクニカル分析一辺倒で投資を進めていくのではなく、「ファンダメンタルズ」にも意識を向けることが大切です。

失業率などの雇用統計や経済成長率などの基礎的な経済要素、その発表内容、時期などを把握してファンダメンタルズ分析を行うことで、相場の判断材料が増えます。テクニカル分析と合わせてファンダメンタルズ分析も併用してみることをおすすめします。

 

トレード内容を毎回チェックする

FXでは、売り買いセットで取引しなければいけないことになっています。

買い注文を入れてポジションをとったら最後には売りを、売り注文を入れたら最後には買い戻しが必要です。

 

反対売買が終了すると、ポジションがない状態に戻ります。

ポジションを保有していないときにやっておくべきことがあります。

それは、トレード内容のチェックです。

 

ポジションをとるにあたっては、どのタイミングで売り買いどちらの注文を入れるべきかを判断するために、チャート分析などを行って相場の先行きを想定します。

しかし、その予想は必ず当たるわけではありません。

外れることもあります。

 

取引が終わった段階で、トレード結果は予測と比較するとどうだったのかをチェックすることで、自分が行った分析にどんな問題があったかがわかります。

さらに、その課題を改善すれば次回以降の相場予測の精度は向上するでしょう。

取引が終わってから時間が経過すると、どんな根拠で予想を立てたのかや取引内容そのものを思い出すことが難しくなります。

 

反対売買が終わって取引の区切りになったら、次の取引に入る前に、必ずトレードの結果をチェックすることが重要です。

それを繰り返していけば、相場の流れが理解できるようになり、投資スキルも確実にアップしていくでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

ローソク足のパターンにはさまざまなものがあります。

そのうちの主なものについては解説しましたが、紹介していないパターンも多数存在します。

 

ローソク足のパターンとそのパターンが意味することを知っておけば取引に有利になるので、できるだけパターンをたくさん覚えようと考えている人もいるでしょう。

 

たしかに、覚えれば覚えた分だけ知識は増えます。

しかし、知識だけで経験が伴わないと、せっかく覚えたローソク足パターンを現実の取引に当てはめて判断することは難しいものです。

そのため、初心者のうちは主要なものに絞ってローソク足のパターンを理解するほうがよいでしょう。

「この得意なパターンが出現したら見逃さない」という状態にしておいたほうが取引もしやすくなります。

 

そのうえで、取引経験を重ねながら、1つ1つ新たなローソク足パターンを自分のものとして加えていけば十分です。

パターンだけを暗記してもすぐに忘れてしまいます。

 

実際にFX取引を行いながら、さまざまなローソク足パターンを身につけていきましょう。

 

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