投資にリスクは避けられない!FXのリスクとその付き合い方
「FXってリスクの大きいギャンブルだよね?」
「安全にFXを楽しむにはどうすればいいの?」
と思っている方もいらっしゃると思います。
こんにちは、FXを勉強中の大輔です! FXって大儲けできる夢があっていいですよね!
大きな利益を得るには相応のリスクがあるのよ。 ちゃんと分かってる?
カイエンいいなぁ・・・。 ランボルギーニもいいなぁ・・・。
何だかすごく嫌な予感がするわ!
FXは少ない元手でも大きな取引ができるため、投資初心者にもおすすめです。
ただ、「FXって何だか怖そう」と感じてしまう人もいるでしょう。
たしかに、投資である以上は一定のリスクを伴います。
高レバレッジによるリスクや相場変動のリスク、ロスカットされる可能性や顧客資産の保全に対する不安などさまざまです。
また、サーバーダウンや回線トラブルなどインターネットでの取引特有のリスクもあります。
しかし、適切な対策を取ればリスクを最小限に抑えることが可能です。
資金管理やポジション管理をしっかりと行えば、投資のチャンスをうまくつかんでいけるでしょう。
リスクを小さくするための具体的な方法と注意点について解説します。
目次
- 通貨の価値は国家が存続する以上なくならない
- 高レバレッジの取引は控える
- リスクを考えるならレバレッジをかけないトレードもある
- 相場が変動するリスク
- 許容できる範囲以上のポジションを持たない
- 証拠金維持率を下回ることで起こるロスカットのリスク
- 注文時にはストップロス注文を入れる
- 安易に証拠金を追加してはいけない
- 配信情報を鵜呑みにしてしまうリスク
- スワップポイントによるリスク
- 流動性によるリスク
- スリッページによるリスク
- 相対取引によるリスク
- 電子機器の不具合によるリスク
- インターネット回線の不具合に備える
- 国内のFX会社は顧客資産を信託保全している
- 感情がコントロールできなくなるリスク
- デモトレードでFXを体験してみる
- 1,000通貨単位の取引から始めてみる
- まとめ
通貨の価値は国家が存続する以上なくならない
FXは「外国為替証拠金取引」とも呼ばれ、2国間の通貨を1つのペアとして取引を行っていくものです。
世界には各国が発行するさまざまな種類の通貨があるため、FXで取引できる通貨ペアも豊富な種類があります。
仮想通貨などとは異なり、FXで取り扱う通貨は必ずどこかの「国」が発行したものです。
したがって、一時的に通貨の価値が下がったとしても、その国がなくならないかぎり、通貨の価値がゼロになることはありません。
そして、価値が下がるといってもFXの場合では2国間の通貨での話となるため、ほかの通貨と組み合わせたときには価値が上がっていることもあります。
通貨の価値はペアとなる通貨の影響力や金融政策、経済指標などによって変化するのが特徴です。
また、チャートと呼ばれる値動きの流れから、相場が大きく変動することもあります。
FXではポジションを購入したときと決済したときの差益が儲けとなるため、日々の値動きがあるということは、それだけ投資のチャンスも多いということです。
FXと似たものに「外貨預金」がありますが、手数料や利便性、レバレッジなどの点でFXに取り組むことは大きなメリットがあるでしょう。
投資リスクをよく踏まえたうえで適切に運用していけば、コツコツと利益を積み上げていくこともできます。
FXと外貨預金の違いについて詳しく知りたい方はこちらをご参考ください。
まずは、デモトレードや少額からの投資から始めてみましょう。
FXに徐々に慣れてきてから、自分のトレードスタイルに合わせて取引を行っていくことが大切です。
高レバレッジの取引は控える
FXの最大の特徴は、少ない資金で大きな取引ができることです。
2018年6月現在では、最大25倍での取引を行うことができます。
これは、元手が20万円であっても最大で500万円分の取引ができるということであり、株式投資などと比べても投資のチャンスが多いといえるでしょう。
ただ、レバレッジはFXの醍醐味ではあるものの、最初から高いレバレッジで取引をすることは慎重であるべきです。
利益を25倍で狙えるということは、損失も25倍まで膨らんでしまう可能性があることを認識しておきましょう。
FX初心者の場合はレバレッジを2~3倍に留めて、まずは相場に慣れることが肝心です。
ある程度の経験を積んでから、徐々にレバレッジを上げていくといった段階を踏むほうがリスクを抑えることができます。
FXの取引では証拠金維持率がとても大切になってくるので、ポジション管理や資金管理を徹底していくことが大切です。
特に、FX会社が定める証拠金維持率を下回ると「強制ロスカット」が発生してしまいます。
ロスカットとは、顧客の資産を保護する目的で行われるものであり、損失額が一定水準まで達すると強制的に決済されてしまうものです。
一度の損失額が大きすぎてしまうと、再びFXを始めるまでに時間がかかってしまうでしょう。
ロスカットに陥らないのはもちろん、相場が急変しても預け入れた資金を失わないようにリスクをコントロールすることが重要です。
リスクを考えるならレバレッジをかけないトレードもある
FX取引によるリスクを下げる1つの方法として、レバレッジをかけない取引(レバレッジ1倍の状態)を行うのもよいでしょう。
レバレッジ1倍ということは、現物取引を行うことです。
実質的にレバレッジをかけているわけではないため、リスクを限定することができます。
FX初心者の間は相場に慣れるという意味も含めて、リスクを最小限に抑えた取引をしてみるのもいいでしょう。
また、レバレッジをかけなければ外貨預金をしているのと似ているため、心理的な抵抗も少なくなるはずです。
FXは外貨預金と比べても、さまざまなメリットがあります。
まず、FXは土日を除いて24時間の取引が可能であるため、いつでも好きなときに換金できる点です。
外貨預金の場合は満期が訪れるまで解約できないといったデメリットもあるため、FXのほうが利便性が高いといえます。
また、取引にかかる手数料もFXのほうが安く済みます。
FX会社は顧客獲得のためにこぞってサービスを充実させているため、手数料も安くなっているのです。
そして、FXは通貨ペアによっては保有しているだけでスワップポイントを得ることができます。
低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買うことで金利差が発生し、その差益を受け取ることができる仕組みです。
長期投資で考えている場合も、FXにはメリットがあるといえるでしょう。
相場が変動するリスク
FXで儲けを出していく仕組みは、基本的に売買差益によるものです。
安いときに買って、高くなったら売るようにすれば、その差益分を儲けとすることができます。
日々の為替相場が変動しているのは、世界中の投資家が参加して売買していることによるもので、だからこそ投資のチャンスが生まれているといえるでしょう。
ただ、そのことはチャンスであると同時に、相場が急変するリスクを招くものでもあります。
たとえば、雇用統計などの重要な経済指標の発表前には値動きが乱高下してしまうこともめずらしくありません。
「何となく上がるだろう」と安易にポジションを持ってしまっては、思いがけない損失を抱え込んでしまうリスクもあります。
米国の雇用統計とFXの関係について詳しく知りたい方はこちらをご参考ください。
FXでは初心者の間は、重要指標の発表前はポジションをすべて決済してしまうのも1つの方法です。
さらに、相場の動きを知るためには「ファンダメンタルズ分析(重要な経済指標や要人発言などを基に相場分析を行う方法)」だけではなく、「テクニカル分析」もあわせて行いましょう。
テクニカル分析は各FX会社が提供するチャート機能を利用します。
FX会社によって提供している取引ツールや投資情報なども異なるため、こまめにチェックしておくことが重要になります。
また、重要な経済指標の発表前には自動で通知してくれる機能などもあるので、積極的に活用してみましょう。
許容できる範囲以上のポジションを持たない
FXにかぎらず、投資を行ううえで大切なことは、自分が許容できる範囲以上のポジションを持たないことです。
利益を得ようとすること自体は大切なことであるものの、それによって大きなリスクを抱え込んでしまってはいけません。
相場はほかの投資家の動きで決まっていくものでもあるため、自分の思惑通りに動くわけではないからです。
相場が急変してしまったときに、反対のポジションを大量に持っていると大きな損失を抱え込んでしまうこともあります。
儲けを出すことの前に、できるだけ損失を少なくすることがFXにおいては大事なことだといえるでしょう。
適切なポジション数を維持するためには、自分の投資ルールをきちんと守り、損切りのポイントではためらわずに損切りを行うことです。
なかなか損切りができない場合は、一度デモトレードに戻って基本に立ち返ってみることも大切でしょう。
また、日々の取引記録を振り返ることで、自分がどのような取引をしているか検証してみてください。
証拠金維持率を下回ることで起こるロスカットのリスク
FX会社では、一定の水準で証拠金を下回ると「ロスカット」によって、強制的に決済をされてしまいます。
ロスカットが行われる前に、「マージンコール」という通知が来ることもあるでしょう。
マージンコールは、証拠金が危険水域に入っていることを知らせるものであり、すぐに損切りをするべきか判断することが重要です。
また、追加で証拠金を投入することで、証拠金維持率を引き上げることもできます。
ただ、相場のトレンドが自分の思惑と反対方向に向いている場合は、安易に新たな資金を入れるべきではありません。
追加の証拠金分も損失を抱えてしまう恐れがあるので、まずはポジションの整理を検討してみましょう。
ロスカットの水準はFX会社によって異なり、自分で設定をすることもできます。
FXで勝ち続けていくためには、証拠金維持率がとても大切になるので、定期的に見直していくことを心がけてみましょう。
注文時にはストップロス注文を入れる
新たにポジションを持ったときには、同時に損切りのラインを意識しておく必要があります。
感情に左右されずに損切りを行っていくためには、逆指値注文などを用いてストップロス注文を入れておきましょう。
実際に損失が膨らんでから損切りをすることは、心理的な面でも抵抗があるものです。
そのため、あらかじめストップロス注文を入れておくことで、相場が逆方向に動いてしまったときでも、リスクを最小限にすることができます。
また、OCO注文を使えば相場がどちらの方向に動いていったとしても、あらかじめ損益をコントロールすることができるでしょう。
OCO注文は2種類の決済注文を入れることであり、片方の注文が成立すれば、もう一方の注文は自動的にキャンセルとなります。
たとえば、ドル円の現在価格が102円であったときに、105円と100円のラインで決済注文を入れるといったこともできるのです。
この場合であれば、105円までの利益を狙える一方で、100円を下回ったときには自動的に損切りとなります。
相場展開に合わせて、もっとも適した注文方法を使うことでリスクを限定してみましょう。
安易に証拠金を追加してはいけない
FX会社からマージンコールが送られてきたときには、ロスカットを避ける方法を考えなければなりません。
ロスカットを回避するためには、保有しているポジションを決済するか、新たに証拠金を追加するかを選択する必要があります。
基本的にはポジション整理を考え、新たに資金を追加するのは慎重になったほうが安全です。
なぜなら、新たに資金を投入するタイミングが必ずしもプラスに働くとはかぎらないからだといえます。
特に、大きな含み損を抱えてしまっているときは、心理的に損切りを行いづらいものでしょう。
しかし、新たに投入した資金まで損失を抱え込んでしまうと、さらに被害を大きくしてしまうことになります。
追加で資金を投入するにしても、いったんポジションを整理してから検討したほうが無難です。
相場状況を適切に判断することで、資金管理をきちんと行っていきましょう。
配信情報を鵜呑みにしてしまうリスク
FXにまつわる情報は、インターネット上でもさまざまなものがあふれています。
有益な情報もある一方で、自分にとって不必要な情報をつかんでしまうこともあるので注意が必要です。
情報を鵜呑みにしてしまったばかりに、適切な判断ができなくなってしまい、損失を抱え込んでしまうこともあります。
安易にほかのトレーダーが配信する情報に頼ってしまうのではなく、自らの投資スキルを磨いていくことを大切にしましょう。
同じ相場展開でも個人によって意見が異なるのは、資金量やポジション数、トレードスタイルなどがそれぞれ異なるからです。
したがって、ほかの人が利益を出しているからといっても、自分のトレードスタイルに合っているのかをよく検証しておく必要があります。
FX初心者であれば、FX会社が提供する情報などを参考にしてみましょう。
また、FXのスキルに合わせて各種セミナーも開催されているので、積極的に参加してみるのも有効な手段です。
FXで勝ち続けていくためには、情報量が多ければ必ずしも良いというものではありません。大事なポイントは、自分のトレードスタイルに合わせて、必要な情報が得られているかという点だといえるでしょう。
どのような判断をしたとしても、最終的な投資リスクを負うのは自分だということを忘れずに、日々の情報と向き合っていくことが大切です。
スワップポイントによるリスク
低金利通貨を売って、高金利通貨を買うことによってスワップポイントを得ることができます。
ポジションを保有しているかぎり、毎日受け取ることができるので長期投資を行う人もいるでしょう。
ただ、スワップポイントは固定化されたものではなく、各国の金融政策の変更などによって受け取れる金額も変動します。
場合によっては、逆にスワップポイントを支払うこともあるのです。
長期投資を行う場合でも、「知らない間にマイナススワップになっていた」ということがないように、定期的に見直していくことが大切です。
スワップポイントについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご参考ください。
また、相場の急変に備えて、十分な証拠金維持率を保っておきましょう。
長期投資では過大なポジションを持たずに、安定的な運用を心がけてください。
高金利通貨は今後の経済成長が期待される一方で、政治的なリスクも抱えています。
政治的な動きによって、通貨に対する昨日までの評価が一気に変わってしまうこともあるでしょう。
したがって、値動きが乱高下してしまいやすい傾向にあるので、ポジション管理は徹底して行う必要があります。
自分の判断だけを過信してしまうのではなく、チャート分析などをしっかりと行うことで、判断の根拠を1つずつ積み上げていくことが重要です。
流動性によるリスク
FXのなかでも米ドル・ユーロ・日本円などは、1日に数十兆円規模の取引がある主要通貨です。
世界中の投資家が活発に売り買いを行うため、いつでも好きなときに自由な取引を行うことができます。
その一方で、クロス円などの新興国の通貨は市場に出回っている量が少ないため、売りたくても売れない状況に陥る可能性があるでしょう。
新興国は経済成長に期待を寄せられる反面で、政治的な要因や財政的な面から信用力が一気に低下してしまうリスクもあります。
日本円などと比べて金利が高めに設定されているため、一見魅力的に思えるものの、常にリスクを抱えている点も忘れないようにしましょう。
投資において「いつでも自由な売買ができる」という流動性の担保は大切なことです。
FX初心者のうちは、いきなりクロス円に手をつけてしまうのではなく、まずは米ドルや日本円などの流動性の高い通貨から取引を始めてみましょう。
FXで取り扱っている通貨はどれも同じというわけではないため、通貨ペアごとの特徴をしっかりと押さえておくことが大切です。
特に、重要な経済指標の発表前はスプレッド(売値と買値の差)が開きやすい傾向にあります。
これは、投資家によって指標に対する見方がわかれるため、売り買いが交錯して価格に幅が生まれてしまうことが理由です。
FX初心者であれば、重要な経済指標の発表前にはポジションを決済しておくなどして、リスクをコントロールすることが大切だといえます。
スリッページによるリスク
スリッページとは、注文した為替レートと約定した為替レートの間に差が発生することを指します。
為替レートが急激に変動したときには、取引画面のレートと実際に売買されるレートに差が生まれ、不利なレートで取引が成立してしまうリスクがあります。
ただ、投資家が注文を発注してから、その情報がFX会社のシステムに到達して注文が約定するまでには、わずかとはいえ価格の変動が起こるのは仕方のないことです。
わずかな時間であっても世界中で多くの人が取引を行っているため、処理にタイムラグが生まれてしまうことにより、この現象が発生してしまうのです。
FX会社はスリッページが発生しないようにシステムを増強しているものの、相場が急変したときなどはシステムに大きな負荷がかかってしまうので、避けられない問題であるということを認識しておきましょう。
しかし、スリッページは取引コストを支払っていることと同じであるため、スリッページが発生しにくいFX会社を選ぶことは大切です。
スキャルピングなど1日の間に何度も取引を行うトレードスタイルであれば、わずかなスリッページの差でも収益に大きく影響してくるでしょう。
自分のトレードスタイルに合わせて、有利なFX会社を選ぶことがFXで勝ち続けていくためには大事なことです。
相対取引によるリスク
相対取引とは、売手と買手による当事者同士の取引のことを指します。
FXにおいては、FX会社と投資家との取引の形態を示すものです。
たとえば、投資家が豪ドル円を購入したときの売り手はFX会社ということになります。
FX取引では店頭FX会社との取引は避けられないため、どの会社を選ぶかは重要なポイントになります。
FX会社によっては正確な為替レートが配信されずに、そのことによって損失を被るリスクがあるからです。
相対取引に伴う内容は、スプレッドの幅やスワップポイントのレート、取引通貨単位の違いなどさまざまなものがあります。
複数の会社を十分に比較したうえで、利用するFX会社を決めていくことが大切です。
電子機器の不具合によるリスク
FX取引はすべての事項・取引をインターネット上で完結させる必要があります。
そのため、インターネット回線や通信機器などにトラブルがあると、思うように取引ができないこともあるのです。
また、利用するFX会社によってはサーバーダウンといったリスクもあります。
システム面で強いFX会社を選ぶとともに、1社の口座だけを使うのではなく、複数の会社に口座を開設して、万が一のときのトラブルに備えておくことが大切です。
そして、FX取引に利用するパソコンや電子機器などの端末の状況も定期的に確認しておきましょう。
特に、相場が大きく動くようなときに取引ができないと、保有しているポジションがそのまま含み損を抱えてしまうリスクがあります。
もしものときのリスクを十分に把握して適切に対策しておくことで、安心して取引ができる環境を整えておきましょう。
インターネットはとても便利なものである一方で、不正にアクセスされてしまうなどのリスクもあります。
複数のFX会社に口座を持っているときは、パスワードの使い回しは避けるようにしましょう。
また、普段から利用する機会の多いパソコンや端末のセキュリティ対策を行っておくことも大切です。
システムを最新のものにアップデートしたり、セキュリティソフトを更新したりする作業も忘れないことが肝心だといえます。
インターネット回線の不具合に備える
インターネット上の取引では、時折予期しないトラブルが発生しまうことがあります。
インターネット回線の接続が不安定になってしまい、取引にストレスを感じてしまうのもその1つです。
回線がストップしてしまうと、新規の注文ができないだけではなく、ポジションを決済することもままなりません。
そうしたトラブルに備えるには、あらかじめ逆指値注文やIFO注文などを行っておいて、損失を限定させておくことが大切だといえるでしょう。
IFO注文は、IFD(イフダン)注文とOCO注文を組み合わせたものであり、2つの異なる決済注文を同時に出すことができます。
新規で注文を行ったときに、利益確定のための決済注文と損切りポイントとなる決済注文をワンセットで出すことが可能です。
普段からそれほどレートチェックができない忙しい人にとっては、IFO注文は有効な方法であるため、積極的に活用してみましょう。
適切な注文をあらかじめ出しておくためにも、定期的に自分の投資ルールを見直してみるようにしましょう.
国内のFX会社は顧客資産を信託保全している
FX取引を行ううえで考えておかなければならないことは、利用しているFX会社が倒産する可能性です。
民間企業であるため、どのFX会社であっても倒産をするリスクは常に付きまといます。
しかし、国内のFX会社は顧客資産を金融機関に信託保全することが義務付けられているため、万が一のときでも顧客資産は安全に管理されるため心配はいりません。
ただ、海外のFX会社には信託保全が義務付けられていないので、そのリスクは十分理解しておきましょう。
海外のFX会社は、日本よりも高レバレッジで取引ができるため、積極的に利益を狙っていく投資家からは支持されています。
しかし、リスクを十分に理解してから取引を行わないと、思いがけない損失を抱えてしまうこともあるでしょう。
FXのスキルに自信を持てないときは、国内の安全な会社で取引を行うことを心がけてください。
ただ、いくら信託保全されていて資産が安全といっても、もしものときに備えて複数の口座に資金をわけておくこともリスク管理になるでしょう。
感情がコントロールできなくなるリスク
FXで勝ち続けていくためには、資金管理やポジション管理がとても大切になります。
自分が許容できる範囲以上の損失を抱え込んでしまったり、過大なポジションを保有したりしてしまうと心理的にストレスを感じてしまいやすくなるでしょう。
不安感から感情がうまくコントロールできなくなってしまって、損切りするべきポイントで損切りできないといったリスクを抱えてしまうことにもなります。
自分の投資ルールを徹底させることがFXにおいては大事なことであるので、定期的に自分のトレードを振り返ることが大切です。
新規に注文をするときに、逆指値注文を入れるなどしてあらかじめ損失を限定させておきましょう。
また、自分の投資ルールに自信が持てなくなってしまったときには、デモトレードに立ち返って見つめ直してみることも重要です。
いずれにしても、心理的な面がFX取引に与える影響は大きなものがあるので、普段から冷静に行動することが大切です。
また、FX取引にかぎらず投資は自分一人の孤独な作業になってしまいがちです。
セミナーやSNSなどを通じて、同じ投資仲間を作っていくことも重要でしょう。
単に情報共有を行うだけでなく、自分の相場分析を仲間に説明してみるといった形で、FXのスキルを磨いていくこともできます。
また、自分自身の取引を見直す機会にもなります。
FXに関する悩みをほかの仲間と共有できることで、取引そのものを広い視点で見ていくことができるはずです。
こちらの記事ではFXに役立つTwitterアカウントを100個ご紹介していますので、ぜひお役立てください。
デモトレードでFXを体験してみる
FX会社はユーザーに実際のFX取引を経験してもらうために、デモトレードのサービスを提供しています。
数百万円の仮想資産をもとに取引を行って、各種取引方法や相場の動きなどに慣れてもらうことを目的としているものです。
無料で利用することができ、有効期限は1カ月程度に設定されていますが、新しいアカウントを作れば何度でも利用することが可能です。
繰り返しデモトレードを体験することで、自分の感情の動きなどを知る良いきっかけとなるでしょう。
実際の相場はさまざまな物事が影響することで動いていきます。
したがって、FXの基本を押さえないまま取引を始めたとしても、勝っていくことはなかなか難しいものがあります。
デモトレードであれば、どれだけ損失を抱えてしまったとしても、実際は損失を被ることがないため思いきったトレードを体験できます。
1日の間に数十万円の利益が出たり、損失を抱えてしまったりしたときに、自分の感情がどのように動いていくのかを経験してみましょう。
何度も体験を繰り返すことによって、次第に自分のトレードスタイルや投資ツールなどを確立していくことができます。
FXで勝率を上げていくためには、ほかの人のトレードを真似ているだけではいけません。
資金管理やポジション管理の面で、しっかりとした自信が持てるようになるまでは、デモトレードを繰り返してみましょう。
デモトレードについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご参考ください。
1,000通貨単位の取引から始めてみる
デモトレードを繰り返して、自分のトレードにある程度自信が持ててきたら、実際に資金を入れて取引を行っていくことになります。
しかし、いきなり多くの資金を投入するのは避けたほうがいいでしょう。
FXは1,000通貨単位の取引から始めることが可能です。
1,000通貨単位であれば、わずか数千円から取引を行っていくことが可能であるため、リスクも限定されます。
「少ない金額で取引をする意味があるのか?」と感じても、まずは実際の相場の感覚に慣れていくことが大切なのです。
デモトレードでいくら成果を出したとしても、自分の資金で実際に取引をしてみると思うようにいかないことが多いことに気がつくはずです。
FX取引における自分のクセを正しく理解するためにも、少額の取引から始めて徐々にコツをつかんでいくことが重要だといえます。
1,000通貨単位から取引が行える会社としては、ヒロセ通商や外為ジャパンなどがあります。
ヒロセ通商は取引ツールも非常に充実しており、初心者の方にもおススメです。
まずは、これらの会社で少額の取引からFXをはじめてみてはいかかでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
FX初心者であれば、利益を出そうとするよりも、まずは損をしないことを中心に考えてみましょう。
負けないということは、それだけ多くの勝つためのチャンスを拾えるということでもあるからです。
自分のなかであらかじめ許容できる損失を決めて、無理のない資金を投入すればFX取引によるリスクを限定することができます。
日々の取引記録を見直すことを心がけて、適切な行動を取ることを心がけてみましょう!
特に、資金管理とポジション管理については、しっかりと成果を出していくためには欠かせないものです。
そして、「ここまで下がったのだから、そろそろ上がるだろう」といった安易な判断をするのではなく、相場の動きをよく見ていく必要があります。
ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析をしっかりと行って、ほかの投資家の動きを広い視点で見つめていくことが大切です!
自分の投資ルールやトレードスタイルが確立していけば、自ずと勝率も上がっていくものなので、焦らずに取り組んでみるといいでしょう。