一目でトレンドがわかる!?一目均衡表の活用方法はこれだ!


一目均衡表アイキャッチ-min

あなたはFXのチャート分析で「一目均衡表」を使ったことがあるでしょうか。
一目均衡表は一見むずかしそうに見えますが、その名の通り「一目」で相場の動きがわかる人気のテクニカル分析なんです!

こんにちは、FXを勉強中の大輔です!
リサさん、株やFXでよく見る、カミナリ様が雲の上でゴロゴロいっているような図は何なんですか?

んっ?カミナリ、雲・・・。
もっ、もしかして「一目均衡表(いちもくきんこうひょう)」のことかしら?
大輔くん、興味あるの?

いやあ~、なんだか線がたくさんあって難しそうで、僕なんかとても理解できそうにないですよ。

大丈夫、一目均衡表の読み方は見た目より簡単なのよ!
雲を見るだけでも十分役に立つから。

雲を見るのなら大好きですよ!
仕事の合間によく窓から雲が流れるのを眺めていますから。

空の雲とは違います!
(やっぱり仕事サボってたか・・・)

一目均衡表の雲ってどんな雲なんだろう?? 
みなさんも僕と一緒に一目均衡表について学んでいきましょう! 

一目均衡表とは

一目均衡表とは、数あるインジケーターの中の一つで、トレンド系のテクニカル分析に分類されるものです。 
では一目均衡表とはどんな表なのか見ていきましょう。 

 

 一目均衡表の説明 

一目均衡表はローソク足のチャートとともに5本の線と「で構成されています。
5本の線とは、基準線転換線先行スパン1先行スパン2遅行スパンと呼ばれるものです。 
「雲」とは、先行スパン1の線と先行スパン2の線に挟まれた範囲を指します。

一目均衡表-min

 5本線と雲  

ではここで、一目均衡表を構成する5本の線と雲について簡単に説明していきます。  
それぞれの計算式などは以下の通りです。  

1.  基準線 =(当日を含む過去26日分の最高値+最安値)÷2                                           
2.  転換線 =(当日を含む過去9日分の最高値+最安値)÷2                                             
3.  先行スパン1 =(基準線+転換線)÷2を当日含む26日先の日付に記したもの                
4.  先行スパン2 =(当日を含む過去52日分の最高値+最安値)÷2を当日含む26日間先の日付に記したもの  
5.  遅行スパン = 当日の終値を当日含んだ26日分さかのぼった日付に記したもの                        

  「雲」= 先行スパン1と先行スパン2の間の領域 

3、4、5の線にはスパンと名がついていますが、スパン(span)とは「期間、範囲」という意味があります。 
先行スパン1・2と遅行スパンは当該数値を、当日ではなく一定の期間前後にずらして表示するのが特徴です。 
一目均衡表では、◯日と数える時、当日を含んで数えるので、26日間を未来や過去にずらす場合、実際は25日後や25日前になります。 

 

一目均衡表の活用方法  

一目均衡表からわかるのは以下のようなことです。 

・トレンドの方向(上昇しているか、下降しているか)

・トレンドの転換点、「買い時」または「売り時」

・相場の「上げ止まり」と「下げ止まり」   


ではここから、一目均衡表の見方について説明していきましょう。
全部の線や雲を一度に見るのではなく、ポイントを絞って見ていきます。

 転換線と基準線 のクロス

「転換線が基準線とクロスして上に抜けたら買いのサイン、下に抜けたら売りのサイン」  

基準線は過去26日分の値動き幅の中心値であり、転換線は過去9日分の値動き幅の中心値です。   
転換線のほうが当日に近い短期間のものなので、転換線が基準線を超えて上に表れた時はトレンドが上昇しているというサインになります。  

両線がクロスしたポイントは「好転」といい、買いのサインです。 
転換線が基準線とクロスして下に抜けた時は「逆転」といい、売りのサインです。 
移動平均線でいわれる「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」によく似ています。 

 基準線と転換線、2つの線がクロスしていなくても、両者ともに上昇していれば上昇トレンド、その逆なら下降トレンドとみることができます。 

 

 雲の厚み  

「雲が厚いと相場が維持され、薄いと相場が反転しやすい」  

「雲」は先行スパン1と先行スパン2の間の価格帯で、空に雲がたなびいているように見える部分ですね。

先行スパン1 とは、(基準線+転換線)÷2を、25日先の日付に記したものです。 
つまり、「26日サイクルの値動き幅の中心値と9日サイクルの値動き幅の中心値との平均値」を、25日先の日付に記したものです。 
9日を短期、26日を中期のサイクルとみると、先行スパン1 は両者の中間である短〜中期のサイクルとなります。
その短〜中期サイクルの中心値を、25日先の日付に記したものとみられます。 

そして先行スパン2 とは、「52日(長期)サイクルの値動き幅の中心値」を、25日先の日付に記したものになります。  

言葉で説明すると、とてもややこしいので下の図を見てみましょう。  

レジサポライン-min

先行スパン1と先行スパン2の2本の線に挟まれた領域である「雲」が意味するものは「抵抗帯」です。  

ローソク足が雲の上にある時は強気相場であり、雲は「下値支持線」(サポートライン)となります。  
ローソク足が雲の下にある時は弱気相場であり、雲は「上値抵抗線」(レジスタンスライン)となります。  

強気相場とは「買い」の勢いが優位に立っている相場であり、弱気相場は「売り」の勢いが優位に立っている相場のことです。  

雲に関する相場読み取りサインには以下のようなものがあります。 

一目均衡表 雲-min

ローソク足が雲の上にある時は強気相場か!
その他にも一目均衡表の雲はいろんなことを教えてくれるんですね!

遅行スパン (遅行線) 

「遅行スパンとローソク足がクロスするとトレンドが転換」  

遅行スパンとは当日の終値を、26日間過去にさかのぼって記したものです。  

遅行スパンがローソク足より上にあると強気相場であり、下にあると弱気相場です。  

遅行スパンがローソク足とクロスして上抜けると「買い」のサイン、下抜けると「売り」のサインとなります。 
一目均衡表を読み解くうえで、この遅行スパンを「絶対にないがしろにしてはいけない」と考案者の細田氏は語っています。
氏は、26日間を一番重要なサイクルと見ており、遅行スパンは一サイクル前の価格と当日の価格を比較する意図があるようです。 
そして現在の終値が一サイクル前の終値を上回ったら、そこから強気相場になるとみなしているのです。   

三役好転・三役逆転は最強シグナル  

ここで、一目均衡表において最も強い相場転換サインといわれる「三役好転」「三役逆転」をご紹介しましょう。  
三役という3つの条件が揃うことにより、より強固な売買のサインが出来上がります。  

 「買い」の三役好転  

「三役好転」が成立すると買いの最強サインになります。
三役好転となるための3つの条件とは以下のものです。  

転換線が基準線を上抜ける

遅行スパンがローソク足を上抜ける

ローソク足が雲を上抜ける

 

三役好転-min

 「売り」の三役逆転  

「三役逆転」が成立すると売りの最強サインになります。
三役逆転となるための3つの条件とは以下のものです。  

・転換線が基準線を下抜ける  

遅行スパンがローソク足を下抜ける 

ローソク足が雲を下抜ける  

三役逆転-min

 ※上のチャートでは見やすいように左半分の雲の塗りつぶし線が消してあります。

三役好転・三役逆転いずれも、3つの条件が揃うことはなかなか難しいので、2つ揃った時点でエントリーして残りのひとつの条件が整うまで準備をしておくこともおすすめです。 

また、遅行スパンがローソク足と雲から上抜けているかなど、他のサインもあわせてチェックしておきましょう。  

日足で三役好転したなら、1時間足に落としても三役が達成されるか見てみましょう。 

  

考案者は日本人!  

この一目均衡表というテクニカル分析法は世界的に活用されていますが、日本人が考案したものなのです。  
株式評論家であった細田吾一氏が7年の歳月をかけ、延べ2,000人の協力をもとに開発し、1936年に発表しました。  

日本人というと江戸時代にローソク足と酒田五法を考案した本間宗久がいましたよね。
今度は昭和初期に、優れた相場分析法を考えた日本人がもう一人いたんですね。

細田氏のペンネームであった一目山人(いちもくさんじん)から「一目」均衡表と名付けられたそうです。
氏の「相場は売りと買いの均衡が破れたほうに動く」という考え方から「均衡表」と名付けられたのでしょう。
海外でも意訳されずそのまま「Ichimoku Kinko Hyo」として通っており、長くて覚えにくいのでIchimokuとだけ呼ばれることが多いです。

細田氏は後に一目均衡表についての解説本を7冊著しており、その中で一目均衡表の元となっている相場分析理論を紹介しています。  

その相場分析理論について、次の章でご説明していきますね。

  

3つの理論  

一目均衡表を考案した細田吾一氏が説く理論は、膨大な情報量で、全部を完全に理解するのはほとんど不可能といわれるくらいの深い内容です。  
ここでは、そのなかでも土台となる時間・波動・水準という3つの理論について簡単に説明していきます。 

時間論  

5本の線の算出法を見れば気づくように、相場分析において時間という概念にこだわり、取り入れていることが一目均衡表の最大の特徴でしょう。

細田氏は9日間、17日間、26日間などの一定のサイクルに従ってトレンドが動くという法則を見い出しました。
それにより、基準線の算出には26日間、転換線には9日間という期間を当てはめています。  

考案者自身は日足のみに適応すると言っていますが、実際にはその他の時間足にも使うことができ、その場合は「ローソク足9個分、17個分、26個分」と置き換えて当てはめます。  

また、時間軸をずらすという目新しい試みもされており、5本の線のうちスパンと呼ばれる3本がそれにあたります。
これは26日間というもっとも重要なサイクルで、過去や未来の価格と比較するためです。

  

波動論   

波動論は、相場の細かな値動きの形を、最高値、最安値のみ抽出してシンプルな波形にすることにより、大きな動きであるトレンドを掴みやすくするというものです。  

細田氏は波動を3つの基本パターンに分類しました。    

1. 上げ、または下げ1方向のみのI波動」  

2. 上げて下げ、または下げて上げ2方向のV波動」  

3. 上げ下げ上げ、下げ上げ下げのN波動」  

  

これらIVNの波動がつながり繰り返していくことによりトレンドとなっていきます。  
IVNに内包されているので、相場分析の基本となるのはN波動ということになります。 
上昇し始めた価格はN波動を完成するまでは下降に転じることはなく、また逆も然りという法則です。 

この基本3パターンに加え、N波動が連続した形である5波動7波動9波動や、N波動が完成するまでに形作られる中間波動としてS波動Y波動P波動もあります。

波動パターン-min

水準論 

水準論は別名「値幅観測論」として知られており、一度動いた値幅はその後もまた現れやすいという法則によるものです。 

また、時間が横軸であるのに対して、価格の変動が現れる縦軸で、上下に動く値幅を予測するものです。 

 基準になる上昇幅を「矢印上昇幅」といい、現れるパターンをV計算値、N計算値、E計算値、NT計算値と4つの基本パターンに分類しています。 

水準論-min

以上、一目均衡表の骨組みである3つの理論について、簡単にご紹介してきました。 

細田氏の提唱する3理論はもっと奥が深いので、興味のある方は氏(一目山人)の著書や解説本を読んでみてくださいね。  

  

一目均衡表の注意点  

とても便利そうな一目均衡表ですが、使うときに注意すべきこともあります。 
一目均衡表は、大きな流れを掴むときには一目でわかって便利ですが、売り買いのポイントを知るのが遅れがちになるというのが欠点です。

また一目均衡表は、レンジ相場でダマシになりやすいという欠点もあります。
レンジ相場になると基準線と転換線のクロスが頻発しますが、実際にはトレンドの転換にならないというダマシになることがよくあります。 
一目均衡表は日足で見ることを前提に作られているので、それより短い1時間足や1分足などの足の場合は、よりダマシが多く発生してしまうのです。 

こういった一目均衡表の欠点を補うために、他のインジケーターを併用するとよいでしょう。   

  

あわせて使いたいテクニカル指標  

それではここで、一目均衡表とあわせて使うとよい、おすすめのインジケーターをご紹介します。 

MACD  

MACDとは短期と中長期の2本の移動平均線による分析法です。 
MACDはトレンド発生のタイミングを細かく捉えられるので、一目均衡表の欠点を補うのに最適でしょう。
一目均衡表でトレンドが発生していることを確認したら、MACDのゴールデンクロスやデッドクロスでエントリーするといった具合に使えます。

MACDについての詳しい説明はこちらからどうぞ。
トレンド系の代表!?MACDのクロスでトレンドを見極めよう

  

スーパーボリンジャーとスパンモデル 

スーパーボリンジャーとスパンモデルどちらにも一目均衡表がアレンジされて使われており、一目均衡表のデメリットを緩和したものとなっています。

スーパーボリンジャーとスパンモデルはこれまた日本人が考案したテクニカル分析法です。
考案者の柾木利彦氏は為替ディーラーの経歴を持つ、現代に生きる相場分析家です。

スーパーボリンジャーはボリンジャーバンドと一目均衡表を掛け合わせて作られているので、つまりはボリンジャーバンドとの併用と同じ事になります。  

ボリンジャーバンド、スーパーボリンジャーとスパンモデルに興味のある方はこちらをご覧ください。
スーパーボリンジャーとスパンモデルを使ってトレンドを見抜こう

  

一目均衡表が使えるFX会社 

一目均衡表は線がたくさんあり、かつ計算式が複雑なので、普通に作成することはとても困難です。

エクセルで表を作ることもできますが、FX会社が提供しているツールを使うことができれば手っ取り早いですよね。

そこで、ここでは一目均衡表が使えるFX会社をご紹介します。 

FX会社 おすすめポイント

GMOクリック証券
FX取引高世界第1位

・高機能で便利なツール「プラチナチャート+」
・業界最狭水準のスプレッド!

DMMFX
DMM FXは初心者向け

・口座数が国内第1位!
・業界初LINEによる24時間サポート

みんなのFX
みんなのFX

1,000通貨から取引可能!
・業界最高水準のスワップポイント

まとめ 

一目均衡表は、相場の動きを視覚化し、一目で把握できるようにしたチャート指標です。
時間の流れが相場に影響するとして、現在の価格を過去や未来のものと重ね合わせて分析するという特徴があります。

この一目均衡表は、相場分析に心血を注いだ細田氏によって考案され、日本だけではなく世界中の人に愛用されている相場分析法です。
複雑そうな表ですが、見るべきポイントさえ押さえておけば信頼のできる結果をもたらしてくれるでしょう。

あなたもぜひ一目均衡表を活用してみてくださいね。

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