絶対に知っておいてほしい!移動平均線を活用してFXがうまくなるコツ

移動平均線を活用して上手に取引しよう

DMM FX

FX取引を始める前に、ある程度の知識を習得しておきたいですね。

FX取引ではレバレッジを効かせられるため、ほかの投資と比べて比較的少ない資金で大きな取引ができますが、その分リスクも高くなります。

こんにちは、FXを勉強中の大輔です。
FXって大きな利益が狙えますが、リスクが高いですよね。

いきなり初心者の人が何も知らずに取引を始めるのは危険ね。
まずは基本的な知識を知っておくことが大切よ。

FX取引を始める前に、移動平均線などのテクニカル分析をしっかりと理解しておくことが重要です。

そこで、今回の記事では移動平均線の基本的な捉え方から効果的な活用方法までご紹介していきます!

 

移動平均線はテクニカル分析の基本中の基本

FXの相場を分析するための方法は大きく分けて、その国の経済的な事情から判断するファンダメンタルズ分析と、過去のチャートを元に判断するテクニカル分析があります。

ファンダメンタルズ分析では投資する国の経済事情を考慮しますが、必ずしも指標が良かったからといって相場が上昇するとは限りません。

 

なぜなら、市場には「織り込み済み」という言葉があるように、指標が発表される時点の相場は、すでに良い指標を含んだ価格になっているケースがあるからです。

一方、テクニカル分析はそうした過去の動きも含めてチャートから相場を客観的に判断します。

移動平均線とはテクニカル分析の最も基本的なもので、ある一定の価格の平均を線で表すことにあります。

 

移動平均線を使って相場の予想をしよう

基本的には移動平均線が上を向いていれば上昇トレンドであり、下向きになっていれば下降トレンドです。

一般的に移動平均線には「短期・中期・長期」の3つがあります。

 

3つの時間軸はそれぞれ、その期間でのトレンドを表すため、短期線は下落していても長期線は上昇しているというケースもあります。

FXでのトレード方法には、短期間で利益を出すスキャルピングデイトレード、中長期で利益を出すスイングトレードなどがあります。

自分の投資手法に沿った移動平均線を参考にすることが大切です。

 

シンプルな指標である「単純移動平均線」

移動平均線にはいくつかの種類がありますが、単純移動平均線(シンプルムービングアベレージ:通称SMA)と呼ばれるものが最もよく使われます。

SMAの特徴は、一定期間の終値の平均値から算出されている点です。

 

たとえば、25SMAという移動平均線は、過去25日の終値の平均値を算出した線になります。

SMAの役割は、短期・中期・長期といったそれぞれのチャートの重なり具合や、実際の相場との乖離を見ることで、トレンドの転換点や方向性を判断することです。

 

SMAとは単純移動平均線のこと

チャートの形状も通常の折れ線グラフのようで、シンプルで分かりやすい点もメリットだと言えます。

そのため、FX初心者の人はSMAの勉強から始める人も多いです。

 

SMAで注意する点はチャートに反映されるまでにタイムラグがあることです。

SMAは一定期間の過去のレートの平均値を示しているため、チャートから大きく乖離するような相場の急変動にはついていけません。

 

SMAだけを投資の判断材料としてしまうと、注文するタイミングを逃してしまう危険性があります。

また、特にレンジ相場に入っているケースでは、短期線でいわゆるダマシが発生する確率が高いため、信用しすぎるのは考えものです。

これらのことから、SMAだけに頼らず、ほかの移動平均線と組み合わせて使うと効果的です。

 

終値に比重をおいて計算する「指数平滑移動平均線」

SMAと同様に、多くのFX会社で利用できる移動平均線が指数平滑移動平均線(エクスポネンシャルムービングアベレージ:通称EMA)です。

どちらも一定期間の終値に注目している指標である点には変わりませんが、EMAの特徴としてSMAよりも直近の相場を反映させているという点が挙げられます。

 

なぜなら、移動平均線を算出する際に「過去の値動きをそれほど反映させず、直近の値動きを重視する」計算式を使用しているからです。

つまり、同じ移動平均線であってもEMAのほうがSMAより早く、直近の変動をチャートに表して売買サインを確認できるものだと言えます。

日本国内ではシンプルなSMAの人気が高い傾向にありますが、海外ではEMAのほうが利用者数は多いです。

 

EMAの活用で気を付けなければいけないのはダマシが多いということです。

直近の相場に対して強く反応してくれるということは、トレンド転換を素早く把握するという点ではメリットだと言えます。

 

しかし、一定の価格を行ったり来たりするレンジ相場においては、明確な転換点がないにもかかわらず過敏に反応してしまうため、間違った売買サインを示すこともしばしばあるのです。

SMAと併用、または一本だけでなく複数のEMAを確認するなどしてから、トレードを行うほうが無難だと言えます。

 

SMAとEMAにはそれぞれ長所と短所がある

SMAの長所は、トレンドをシンプルにつかみやすいことが挙げられます。

短期・中期・長期のそれぞれ指定した日数の終値の平均値が表示されるため、その時点での相場が上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを見た目で判別しやすいです。

 

ただし、指定した日数の終値の平均値がSMAに反映されるまでに時間がかかるため、急激な相場の変化を十分にとらえられない可能性があります

SMAでは、1日は1日分の値動きでしか計算されないからです。

 

たとえば、25SMAの場合、いくら急激に相場が変動したとしても、その値動きが与える影響は25分の1でしかありません。

すると、相場のトレンドの把握に時間がかかってしまい、十分な売買ができない可能性があります。

 

そうした事態に有効なのがEMAです。

EMAは過去の相場よりも直近の相場を強く反映する計算方法をとっているため、同様のケースでもより早くチャートに反映できます。

 

SMAのデメリットを補えるのが、EMAだと言えるでしょう。

ただし、EMAは直近の相場を重視するがあまり、ダマシが多いというデメリットも抱えます。

そのため、SMAとEMAのあいだに優劣はなく、両方を相場に合わせて使いこなすことが最も有効だと言えます。

 

移動平均線の本数の設定

利用するFX会社のシステムによっては、移動平均線に表すロウソク足の本数を変更することが可能です。

どれぐらいの本数を設定するかについては「何を分析したいか」によって異なります。

 

一般的にトレンド分析に使用される本数は短期で5本~20本程度中期は20本~60本長期は100本以上です。

どれくらいの本数を設定するかは人それぞれですが、多くのトレーダーに好まれている本数設定というのもあります。

 

たとえば、長期のトレンドを分析するためによく使われているのが200本です。

また、中期では50本短期では10本が主に使われています。

 

何本の移動平均線を重視するかは、スイングトレードやスキャルピングなどの各投資手法によって異なりますが、初心者であれば比較的中長期線を参考にしたほうがよいでしょう。

なぜなら、一般的に短期間で利益を出すことを目的とする投資スタイルのほうが難易度は高いといわれているからです。

そのため、まずは中期の50本と長期の200本を同時に使い、必要があればそれらに加えて短期の10本SMAなどを使うといった方法がよいでしょう。

 

さらに、人気のあるオーソドックスな方法とは異なり、トレーダーのなかにはフィボナッチ数列を移動平均線の設定に活用する人もいます。

フィボナッチ数列とFXの関連性に疑問を持つ人もいるかもしれませんが、オリジナルの移動平均線を考えるときの参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

フィボナッチ数列についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご参考ください。

フィボナッチで勝率UP!的確に相場を把握してトレードに活用しよう!

 

移動平均線を使ってトレンドを押さえる

SMAやEMAを活用することで、FXでは相場のトレンドを把握しやすくなります。

最も簡単な把握の方法は1本の移動平均線を表示させて、それよりも価格が上にあれば上昇トレンド価格が下にあれば下降トレンドと判断することです。

 

こうした相場の把握方法はとてもシンプルでわかりやすいのですが、欠点もあります。

それは、シンプルすぎるということです。

 

たとえば、下降トレンド中に何らかの良いニュースが流れて一時的にSMAの上にロウソク足が出現したとしましょう。

この時点では下降トレンドから上昇トレンドに切り替わる買いシグナルだと判断しても仕方ありません。

 

しかし、相場にはダマシがあるため、一時的な上昇の後、再度下降トレンドに戻ってしまうケースがあります。

一本の移動平均線だけでは判断材料が少ないのです。

 

この問題の解決策として、複数の移動平均線を同時に表示しておく方法があります。

たとえば、先ほどの例のケースでは短期線を超えていても、中期線を超えていなければ「まだ買いシグナルはでていない」と判断できたかもしれません。

 

また、このようなケースで中期または長期線を超えてこなければ「下降トレンドは継続中」と判断して、売りポジションを持つチャンスにつながる可能性もあるのです。

FXでは買いから入るだけでなく、売りから入ることもできるため、複数の移動平均線を表示しておくとエントリーが有利になるケースもあります。

 

ゴールデンクロスは買いのサイン

短期線が長期線を下から上に抜くことをゴールデンクロスと呼び、強い上昇トレンドが発生したサインだといわれています。

ゴールデンクロスは、FXでは最も有名な買いシグナルのうちのひとつです。

 

ゴールデンクロスは買いのサイン

移動平均線の役割は主に相場のトレンドを把握することですが、エントリーサインの参考に活用することもできます。

方法はとても簡単で、まずは短期と長期の2本の移動平均線を表示します。

 

下降トレンドでは、短期線のほうが長期線よりも下に位置しているのが一般的です。

しかし、上昇局面になると下値が徐々に切りあがり、長期線が下向きのままなのに対して短期線は少しずつ上向きになります。

 

短期線が上向きになっただけでは、まだダマシが発生する可能性があるので、明確な買いシグナルとは言えません。

短期線が長期線を下から上に抜き、かつ長期線も上向きのときが精度の高いゴールデンクロスです。

 

デッドクロスは売りのサイン

この売りシグナルのことをデッドクロスと呼び、ゴールデンクロスとは対照的に下落局面の始まりを示す需要な指標だと考えられています。

デッドクロスが発生したら、その時点でのポジションに合わせて損切や利益確定、売りでのエントリーなどを検討してみましょう。

 

デッドクロスは売りのサイン

移動平均線を活用してトレードの判断をするのは、エントリーのタイミングだけではありません。

損切や利益確定、売りポジションを持つときにも有効活用が可能です。

 

その方法にはゴールデンクロスの見極めと同様、短期と長期という2本の移動平均線を活用します。

上昇トレンドは一般的に短期線が長期線よりも上に位置します。

しかし、上昇局面の終焉に近づくとロウソク足にばらつきがでて、長期線は上向きのままにもかかわらず、短期線は徐々に下を向き始めるのです。

 

短期線が下を向いただけでは、ダマシの可能性があるため長期的な視点から見てまだ上昇トレンドが終わったかどうかの判断はできません。

短期線が長期線を上から下に抜けてしまうと、一般的に明確な売りシグナルの発生だといわれています。

短期線が長期線を上から下に抜き、かつ長期線も下向きのときが精度の高いデッドクロスです。

 

移動平均線のクロスはレンジ相場では通用しない

ゴールデンクロスとデッドクロスは、共に買いと売りの判断をするうえでダマシに遭いにくい重要な指標だといわれています。

しかし、移動平均線のクロスも万能ではありません。

 

相場のなかには、上昇トレンドと下降トレンド以外にも、一定の価格の間を行ったり来たりするレンジ相場というものがあります。

 

レンジ相場とは価格が同じ幅を行ったり来たりしていること

 

レンジ相場になると「ゴールデンクロスが発生したのに価格が下落する」「デッドクロスが発生したのに価格が上昇する」という事態が頻繁に発生してしまうのです。

つまり、一定方向へ価格が向かうトレンド相場では、移動平均線のクロスはダマシを見分けるのに効果的ですが、レンジ相場ではかえって騙されやすくなってしまうと言えます

 

一般的に相場の時間帯のおよそ7割はレンジ相場だといわれていますので、移動平均線のクロスに頼ってトレードをしているだけでは損失ばかり膨らんでしまうかもしれません。

移動平均線をより有効に活用するためには、複数の移動平均線で相場を見極める方法が有効です。

 

クロスは相場状況を見極めて使う

レンジ相場における移動平均線のクロスに騙されないための方法はいくつかありますが、比較的簡単な解決方法として移動平均線を1本追加するというものがあります。

移動平均線のクロスはトレンド相場においてこそ、有効な方法です。

 

つまり、クロスが生じた時点で「レンジ相場なのかトレンド相場なのか判断できる移動平均線があればよい」ということが言えます。

たとえば、すでに13EMA34SMAを使用してトレードを行っていた場合、89SMAを追加してトレンドの判断を行います。

長期線の89SMAが横ばいであれば、「トレンドが出ていない」と判断して、レンジ相場の可能性が強いため移動平均線のクロスは無視するのです。

 

EMAとは指数平滑移動平均線のこと

仮に、下落トレンドが発生して、89SMAが右肩下がりになったケースでは、13EMAと34SMAのゴールデンクロスはすべて無視して、デッドクロスの発生時に売りだけを行います。

たとえ、ゴールデンクロスが発生したとしても、長期的な観点から考えると下落トレンドであるため、ダマシである可能性が高いからです。

反対に89SMAが右肩上がりのケースではデッドクロスを無視して、ゴールデンクロス発生時に買いだけを行うとよいでしょう。

 

もちろん、この手法を用いても必ず利益が出るとは限りません。

下落相場から上昇相場へ、上昇相場からレンジ相場へといった具合にトレンドが転換する可能性はいつだってあるからです。

 

ただし、相場の大きな流れに乗ったエントリーを行うことで、長期的に見ると安定した勝率が見込める手法だと言えます。

大切なことは、移動平均線のクロスだけで判断するのではなく、その時点の相場がトレンド相場なのかレンジ相場なのかを判断することです。

 

支持線・抵抗線として移動平均線を使う

移動平均線でクロス以外に有効な使用方法として挙げられるのが支持線(サポートライン)抵抗線(レジスタンスライン)として活用する方法です。

なぜ、サポートラインやレジスタンスラインの役割を果たすかというと、毎日の値動きに沿って常に変動しているからです。

 

価格が跳ね返りやすいレジスタンスライン・サポートラインを活用する

実際に多くのFX投資家が移動平均線をサポートラインやレジスタンスラインとして活用しています。

下降トレンドであれば、ロウソク足の上昇と右肩下がりの移動平均線がタッチする場所で売りからエントリーします。

反対に、上昇トレンドの際はロウソク足の下落と右肩上がりの移動平均線がタッチする場所で買いからエントリーするのです。

 

これは特に勢いのあるトレンド相場において有効な方法で、13EMAのように短期線がレジスタンスラインとなって価格が推移していくケースがよくあります。

短期・中期・長期の移動平均線がクロスせずに、一定方向にトレンドを形成しているような強い相場では、比較的高い確率で利益になりやすいです。

 

ただし、注意点としては移動平均線のクロス同様「トレンド相場でしか機能しない」ことが挙げられます。

また、移動平均線とタッチする点で必ずしも方向転換するとは限りません。

相場の状況によっては、移動平均線を少し通り過ぎてから反転するケースもあるので、いつエントリーするかについては慎重に判断する必要があります。

 

さらにいうと、トレンド相場はいつまでも続くものではありません。

必ず、どこかのタイミングでトレンドは転換し、いつかは移動平均線もブレイクアウトされます。

ブレイクアウトされると、それまでサポートラインであった移動平均線がレジスタンスラインに変化するケースが多いです。

そうなってしまうと、損失が膨らむ可能性もあるので損切についても検討しなければいけないでしょう。

 

パーフェクトオーダーに注目する

移動平均線を使った相場の判断材料として、特に強いトレンドの発生を表しているといわれているのがパーフェクトオーダーです。

移動平均線を用いたパーフェクトオーダーの定義とは、短期・中期・長期といった3つの移動平均線が同じトレンドの方向を向いている状態のことです。

 

移動平均線の種類はSMAとEMAどちらでもかまいません。

本数の設定についても特に決まりはなく、あまりにも偏っているものでなければパーフェクトオーダーになっていると言えます。

 

つまり、上昇トレンドにおけるパーフェクトオーダーとは、短期線が中期線の上にあり、中期線が長期線の上にある状態で、すべての移動平均線が右肩上がりになっていることです。

一方、下降トレンドにおけるパーフェクトオーダーとは短期戦が中期線の下にあり、中期線が長期線の下にある状態で、すべての移動平均線が右肩下がりになっている状態を指します。

 

パーフェクトオーダーについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご参考ください。

移動平均線が完璧な順序になっている『パーフェクトオーダー』を解説!

 

時間軸を捉える感覚が大切

移動平均線は1本でも相場のトレンドを判断する機能は有しています。

しかし、1本だけではダマシが入る可能性も高く、トレンドを確認するために様子見をする時間が必要です。

 

すると、エントリーのタイミングを逃してしまうケースもあるでしょう。

そのため、移動平均線を活用するときは、できるだけ短期・中期・長期の3本を表示させておくほうが良いとされています。

 

移動平均線を3本同時に表示させると、チャートがごちゃごちゃして最初は見えづらいという人もいるかもしれません。

しかし、テクニカル分析の精度を高めるという観点において、複数の移動平均線を表示させることはとても有効です。

 

複数の移動平均線を表示させることで、大きな時間軸の中の小さなトレンドまで把握しやすくなります。

つまり、エントリーするタイミングを素早く把握できるのです。

 

また、現在の相場の流れをつかむことで、トレードする方向性も自ずと見えてくるでしょう。

一般的に投資初心者は、トレードに慣れるまでトレンドの流れに乗る「順張り」で取引を行うのがよいといわれています。

順張りを数多くこなすうえで、複数の移動平均線を表示させておくことはとても大切なのです。

 

トレンドを重視するトレードに向いている

FXの投資手法には、決済をするまでの期間に応じてスイングトレードスキャルピングなどがあります。

移動平均線は、どのような投資手法にも応用が利くという点が特徴です。

 

なぜなら、移動平均線はどのような時間軸に設定していても、基本的な性質は変わらないからです。

移動平均線が表すものは相場のトレンドが主ですが、それが5分足であっても4時間足であっても、その性質に変わりありません。

 

そのため、移動平均線を使用したテクニカル分析は基本的にどんな投資スタイルにも対応でき、特にスイングトレードやスキャルピングのようなトレンドに乗ることを重視している手法に向いています。

 

ただし、スキャルピングとスイングトレードは決済までの期間以外に、一度に狙う利幅も異なります。

一日に何度も決済を行うスキャルピングでは値幅が少なくても、回数をこなすことで多くの利益を出すことが可能です。

 

一方で、決済までに数日から長いもので数カ月間といった比較的長期間かかるスイングトレードでは、一回のトレードでできるだけ多くの利幅を出さなければいけません。

つまり、利益を出すためには自分が狙うトレンドに合った長さの移動平均線を使うことが大切です。

 

たとえば、スキャルピングを行うのに、200SMAを参考にするのは、あまりおすすめしません。

トレード回数をこなしていくうちに、徐々にオリジナルのテクニカルを見に付けるようにしましょう。

 

トレンドを把握するのが遅れる弱点もある

移動平均線には、「トレンドを把握するタイミングがズレ込んでしまう」「レンジ相場では役に立たない」という欠点があります。

そうした欠点を補うためにRSIなどのオシレーター系の指標を参考にするという方法があります。

 

テクニカル分析には、移動平均線のようなトレンド系指標とは別に相場の過熱感を測る指標としてオシレーター系というものがあります。

オシレーター系は主に相場の「買われすぎ」「売られすぎ」を判断するテクニカル指標です。

 

相場は常に一方向に動いているわけではありません。

仮にトレンド相場であったとしても、上下に細かく動き続けながら一定方向へ進んでいきます。

これは、ポジションを持っている投資家達の利益確定や損切などが頻繁に行われているからです。

つまり、相場は一定の範囲内の振れ幅に収まるはずだといえ、そこからオシレーターと名づけられました。

 

オシレーターのメリットは、買われ過ぎや売られ過ぎがわかることです。

つまり、一定の価格を行き来するレンジ相場において、最も役立つ指標だと言えます。

 

ただし、移平均線と比べても売買のサインが出やすいので、ダマシも入りやすいという点はデメリットです。

大切なのは移動平均線のようなトレンド系と、RSIのようなオシレーター系はそれぞれ、長所と短所がかみ合っているということです。

そのため、両方を併用してテクニカル分析を行うことにより、トレンド相場でもレンジ相場でも利益を出しやすいトレードが可能になります。

 

オシレーター系についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご参考ください。

オシレーター系でトレンドの強弱を判断すべし!代表格6つをご紹介

 

サイクル分析を活用することも大切

移動平均線やオシレーターを上手に使うことで、レンジ相場でもトレンド相場でも利益を得る確率は上昇します。

 

しかし、そもそもトレードをする相場がレンジ相場なのかトレンド相場なのかをしっかりと分析しなければ、間違ったテクニカルを使ってしまうでしょう。

 

そのため、現在の相場がどのような状況になっているのかを予想するサイクル分析をテクニカル分析とは別に行わなければいけません。

たとえば、トレンド相場を詳しく分析すると、ブレイクアウト相場とトレンド相場の2つに分けられます。

 

ブレイクアウト相場とは、押し目などを入れることなく、ほとんど一定方向に突き進む相場環境のことです。

それに対して、トレンド相場とはある程度の押し目などを入れながら、比較的規則正しい上下を繰り返して、一定方向へ価格が変動していく相場だといわれています。

一般的に相場は、ブレイクアウト相場・トレンド相場・レンジ相場の3つのサイクルを順番に繰り返しています。

 

相場はトレンド相場・レンジ相場・ブレイクアウトの3つ

一定方向へ強い値動きをするブレイクアウト相場は、じりじりとした値動きが続くレンジ相場の後で始まるケースが多いです。

一定方向へ急激に値動きすることで、レンジ相場の間に溜まったポジションが損切を呼び、さらに価格が変動していくドミノ倒しのような現象が発生します。

 

しかし、いくら強いブレイクアウト相場もいつまでも続くわけではありません

大抵の場合、ブレイクアウト相場の強い価格変動によってエントリーできなくなっていたトレーダーたちが、我慢できずに飛びついたタイミングで終わるといわれています。

 

ブレイクアウト相場が落ち着いてくると、次はある程度上下動を繰り返しながら一定方向に規則正しい値動きを始めます。

つまり、トレンド相場に移行するのです。

 

そのうちに、トレンド相場の価格変動の幅が広くなり、長期移動平均線が横向きになるようなレンジ相場が始まります。

レンジ相場が終わると、また上下のどちらかへ勢いよく相場が動きだす、ブレイクアウト相場へ移行するというのが一般的な流れです。

 

だましに惑わされないように注意する

移動平均線の最大の欠点はダマシに合う可能性があることです。

ダマシとは、移動平均線をブレイクしたにもかかわらず、トレンドが発生しなくて元の価格に戻ってしまうことです。

 

ダマシは特にレンジ相場においてよく発生します。

ダマシが起きる原因には「一時的な注文の急増によるブレ」「一度に多額の投資を行える機関投資家のふるい落とし」「上級トレーダーによる反対売買」などが挙げられます。

 

レンジ相場では、価格がレンジの上限または下限に位置しているときはブレイクしたい側レンジに戻って欲しい側によって大量の注文が重なるケースがあるのです。

すると、相場全体としては、ブレイクする気がなかったとしても一時的にラインを超えてしまうことがあります。

 

また、多額の資金力を持つ機関投資家が意図的にレンジをブレイクしようと仕掛けてくるケースもあります。

たとえば、レンジの下限で大量の売り注文を出すことによって、価格が下落し、一般投資家の損切を呼ぶとさらに価格が下落するでしょう。

 

そこで、さらに追加の売り注文を浴びせて、一気に下降トレンドを発生させてしまうのです。

しかし、追加の売り注文をあえて出さずに、買い戻してダマシを発生させるケースもあります。

機関投資家はできるだけ多くの利益を確保するために、このようなダマシを頻繁に発生させて一般投資家たちを惑わせているのです。

 

さらに、上級トレーダーになればなるほど、ダマシを考慮に入れてトレードを行っています。

上級トレーダーたちはブレイクが起きても、強いトレンドだと思わなければ、ダマシだと判断して手じまいをします。

すると、一度ブレイクしたにもかかわらず、結局元のレンジ相場に戻ってしまうのです。

 

トレンド転換に備えてストップロスを入れておく

上手に移動平均線を活用してトレンドに乗ると、それなりに利益を上げられることもあるでしょう。

しかし、強いトレンド相場が発生してもその勢いはいつか弱まり、いずれレンジ相場になってしまいます。

 

どこかのタイミングでは必ずトレンド転換が発生するため、同じ戦略でトレードを続けていては、いつか損をしてしまうでしょう。

トレンド転換に備えておくために、ストップロスの重要性についても理解しておかなければいけません。

 

ストップロスとは損切りとも呼ばれ、簡単にいうと損失を出した状態で決済を行うことです。

なぜ、損失を出したまま決済を行うかというと、それ以上マイナスが拡大するのを防ぐためです。

 

あらかじめ決めたラインで損切りをすることが大切

FXに限らず、株式取引などでも特に重要視される取引手法だといわれています。

株式を扱う東京証券取引所の取引時間は平日の9時~15時までですが、FXでは平日の24時間ずっと取引が行われています。

 

つまり、夜中でも相場は変動しているのです。

どれだけFXに力を入れている人でも、24時間相場を監視することは不可能です。

ポジションを持つときは、あらかじめストップロスの設定をしておかないと、知らないあいだに大きな損失を被ってしまうかもしれません。

 

また、ストップロスを設定しておくことで、次のトレードへ気持ちを向けやすくなります。

トレーダーのなかには損失を出していることを認めたがらず、ずるずるとポジションを持ったまま引きずってしまう人がいます。

 

すると、さらに損失を広げてしまうばかりか、新しいエントリーポイントを逃してしまうおそれもあります。

ストップロスを設定しておくことは、損失の拡大を防ぐだけでなく、利益を得るチャンスを広げるためにも大切だと言えます。

 

長期の移動平均線はトレンド終了の基準となる

トレンドの転換を知るために、移動平均線で最も重要なのは長期移動平均線です。

なぜなら、チャートは長い時間軸ほど形成されるまでに時間がかかるからです。

 

長期取引ならスイングトレード

したがって、長期移動平均線の推移は多くの投資家の目に触れやすく、意識されやすい傾向にあります。

また、長期移動平均線は短期移動平均線と比べて、一時的な値動きに左右されにくい特徴があります。

 

そのため、長期移動平均線がこれまでと異なる波形を生じているということは、値動きが重たくなっていることを表しているのです。

それまでのトレンドとは違う値動きが相当の期間続いている証拠として長期移動平均線の向きが変わってきているとも言えます。

 

長期移動平均線はトレンド転換のシグナルになりえますが、大切なのは安易な注文は控えるべきだということです。

たとえば、長期移動平均線の動きによって上昇トレンドが終わったというシグナルが出たとしても、必ずしも下降トレンドが始まるとは限りません。

 

いったんレンジ相場に移行して、再度上昇トレンドが発生する可能性さえあります。

長期移動平均線によるトレンド転換のシグナルについては「可能性が高い」程度に考えておくほうが無難でしょう。

 

レンジ相場のシグナル

トレンド相場からレンジ相場に移行していることを判断するときは、移動平均線の角度に気を付けるとよいでしょう。

トレンド相場が発生しているときは、同じ方向に進んでいますが、トレンドの相場の終息が近付くとともに角度がなくなってきます。

 

すると、価格を表すロウソク足が移動平均線の上下を行き来し、まるで挟むようなチャートが表示されることがあるのです。

このような状態は、レンジ相場の兆候であるといわれています。

 

特に、短期・中期・長期といった3本の線が傾きのない状態で収束していると、レンジ相場の確率が高いです。

長期線まで水平になっているということは、それだけの期間ほとんど上下にブレていないことを表しているからです。

長期線までレンジ相場を表しているときは、かなり強い材料が来ないとレンジブレイクしにくいので、注意しながらトレードを行いましょう。

 

移動平均線の期間設定の目安

移動平均線の期間設定については、スキャルピングやスイングトレードといった投資手法の違いによるので、一概には言えません。

ただし、一般的な目安というものはあります。

 

たとえば、短期線であれば25EMA、中期線であれば75EMA、長期線であれば200EMAです。

FX会社によっては、この期間設定をデフォルトにしているところもあります。

 

また、25EMA、75EMA、200EMAといった設定は多くのトレーダーが使っているので、ほかの投資家の戦略を把握する点でも有効です。

ほかの投資家の戦略を理解できたら、反対売買を行うことで大きな利益を上げられる可能性もあります。

 

トレードをこなすうちに、オリジナルのテクニカルを開発できるでしょうが、一般的な目安となっている設定は覚えておくとよいでしょう。

また、トレードに慣れてきたらフィボナッチ数列を組み入れるという方法もあります。

ただし、初心者のあいだは扱いが難しいので、まずは目安の設定から初めてみるとよいでしょう。

 

移動平均線乖離率(オーバーシュート)の捉え方

FXでは当然のことながら、決済を行わないと利益が確定しません。

どれだけ含み益があろうとも、決済しなくてはいずれ含み損に変わってしまうかもしれないのです。

 

そうしたトレーダーの心理を利用して、今後の相場を予測する考え方のひとつに移動平均線乖離率(オーバーシュート)があります。

オーバーシュートとは、移動平均線からどれぐらいロウソク足が離れているかをパーセンテージで表している指標です。

 

乖離率が高いほど、相場が過熱していると考えられます。

乖離率が高ければ高いほど、その時点で含み益が出ている人は利益確定に走りやすくなります。

 

一度、価格が下がり始めると一気にその流れが加速して、元の移動平均線付近まで戻ろうとする力が働きやすく、相場も動きやすくなるのです。

つまり、オーバーシュートを意識しておくことで、一般的にいわれる逆張りのエントリーが容易になります。

 

逆張りとは、上昇トレンドのときにチャートの頂点付近で売りを行い価格が下がったところで決済をして利益を得る方法です。

下降トレンドのときは反対のトレードを行います。

 

移動平均乖離率についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご参考ください。

トレンドにも強いオシレーター系!移動平均乖離率を活用しよう!

 

チャート分析が行いやすいFX会社を選ぶことが大切

移動平均線の活用はさまざまな場面で有効ですが、その表示方法は各FX会社のチャートツールによって異なります。

また、チャートツールの操作性によっては表示が見にくいだけでなく、ストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。

 

FX会社を選ぶときは、売買手数料やスワップポイントなどの違いも大切ですが、実際にトレードを行う状況を想定して、チャートツールの使いやすさも考慮しておくべきです。

ほとんどのFX会社は、口座開設をしていなくても、デモトレードなどでチャートツールの体験ができます。

始める前に利用してみるとよいでしょう。

 

チャートツールの体験で気を付けておくべきなのは、普段操作する媒体と同じもので試しておくことです。

たとえば、普段仕事を行っているサラリーマンはパソコンよりもスマホでのトレードの回数のほうが多くなるでしょう。

そのため、デモトレードを行うときにパソコンのチャートツールだけ試してみてもあまり意味がありません。

必ず、実際に使う状況を想定しながら試すようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はテクニカル分析のトレンド系の中でも代表的な移動平均線についてお話ししてきました。

 

移動平均線がクロスするゴールデンクロスやデッドクロスなど、エントリーポイントや決済ポイントとなるサインをしっかりチェックしていきましょう。

またダマシに合わないためにも冷静な判断をすることが重要です。

ぜひ取引の参考にしてくださいね。

 

FX会社 特徴

DMMFX

DMM FX

DMMFXには為替相場のほかに日経平均やダウ、株式市場、金などのチャートを比較することが可能なツールとしてプレミアチャートがあります。

 

また基本的に実装されているレートや注文、ニュースなどを除いて各種機能をメインツールから切り離して利用することが可能です。

 

初心者でもわかりやすいようにシンプルなアプリツールもあり、操作が分からなくてもLINEによるお問い合わせができます。

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FX取引高世界第1位

GMOクリック証券は19種類の通貨ペアと11種類の主要指数を比較することができるプラチナチャート+があります。

 

最大4通貨ペアの同時表示を可能とし、38種類のテクニカル指標を加えて、様々な分析手法に対応しています。

 

また対象期間内での価格変動増減率への切り替えを可能としているために通貨ペアごとの強弱を見ることもできます。

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為替

ヒロセ通商には、ほかのFX会社と違って50種類の通貨ペア数を選択できるLIONチャートプラス+があります。

 

ピボットATRなどのLIONチャートプラス+でしか使うことのできないテクニカルも搭載され、高度な分析をすることができます。

 

また複数のポジションを好きなようにまとめ、トレーダーの目的別に管理することが可能です。