自分の資金に合わせたレバレッジ管理でFX取引をしよう!

2018年9月17日

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FXではレバレッジを活用することによって、少ない資金でも大きな金額の取引ができるようになります。

レバッジとは「てこ」の力を使って、自分が用意した資金よりも大きな金額の取引ができることです。

 

しかし、過剰にレバレッジをかけたことが原因で損失が大きくなる可能性があります。

上手に使うことが大事ですね。

FXを勉強中の大輔です。 僕も最初はレバレッジをかけすぎて資金がだいぶ減ってしまいました。

レバレッジには「少ない資金で大きなお金を動かせられる」というメリットがあるけど、取引に失敗すると損失が大きくなるというリスクがあるわね。

僕みたいにレバレッジのかけすぎで失敗しないように、初心者の方はとくに低めのレバレッジで取引することがおすすめです。

今回はレバレッジの基本的な仕組みと、具体的な活用方法を解説していきます!

 

レバレッジの基礎知識

レバレッジとは「てこの作用」のことです。

FXや株式などの投資の分野では「実際に持っている資金より大きな金額を動かす」ことを意味します。

レバレッジをかける取引をレバレッジ取引といい、その時の倍率をレバレッジ倍率といいます。

 

【レバレッジ2倍】

10万円の資金×2倍=20万円分の取引ができる

 

【レバレッジ10倍】

10万円の資金×10倍=100万円分の取引ができる

 

【レバレッジ25倍】

10万円の資金×25倍=250万円分の取引ができる

 

たとえばレバレッジ倍率が10の場合、資金が10万円なら100万円分の取引が可能です。

2018年7月上旬時点で、日本での個人のFX取引におけるレバレッジ倍率は25倍が上限となっています。

 

2017年から2018年にかけて、金融庁が「上限を10倍に引き下げる」ことを検討していましたが、2018年5月29日に、当面は現行の25倍を維持することが決定しました。

 

少ない資金でも効率的な運用ができる

レバレッジをかけると、少ない資金でも大きな利益を得られる可能性があります。

たとえば自己資金10万円で10倍のレバレッジをかけ、1万通貨の米ドルを買ったとしましょう。

 

米ドルは1ドル100円とします。

・100円×1万通貨=100万円

 

この米ドルが110円に値上がりしたら、資産価値は110万円になります。

・110円-100円=10円

10円×1万通貨=10万円の利益。

 

相場が自分の狙い通りに動けば、高いレバレッジをかけるほど利益が大きくなるわけです。

反対に、相場が予想と逆に動いてしまうと損失が膨らんでしまいます。

 

高レバレッジは避けたほうが無難

高いレバレッジでポジションを建てることには、リスクもあります。

投資全般にいえることですが、リターンが大きければリスクも大きくなるためです。

先程の例では「米ドルの相場が100円から110円に上がった」という想定で計算をしました。

 

反対に100円から90円に下がった場合はどうでしょうか

・100円-90円=10円

・10円×1万通貨=10万円の損失

 

元々の資金が10万円なので、10万円の損失を出してしまうと、資金はゼロになってしまいます。

さらに相場が動けば資金がマイナスになる可能性もあります。

 

2010年8月以前は50倍以上のレバレッジをかけることができたので、破産するケースも多くありました。

FX会社によっては50倍どころか400倍、500倍という倍率でも利用できたほどです。

 

2011年8月からは最大25倍に規制されているため、昔に比べるとレバレッジのリスクは小さくなりました。

それでも、高いレバレッジを用いることは依然としてリスクを伴うものです。

 

初心者のうちは、レバレッジを低めに設定することがおすすめです。

最初から大きな取引をしてしまうと、精神的な負担が大きくなり、冷静な判断ができなくなることも考えられます。

 

経済指標発表前はポジションを整理するのも一つの方法

FXの相場は、各国政府が発表する経済指標によっても大きく変動します。

経済指標は政府の発表前から為替の動きを予測することもできます。

実際に民間のシンクタンク・通信社などが予想を立てており、この影響で経済指標の発表前に相場が動くことも多くあります。

 

そのため、暴落が心配であれば、経済指標の発表より少し早めにポジションを決済するのも1つの選択肢です。

「もしかしたら高騰するかもしれない」という期待があっても、確信がない場合は決済する方がリスクは少なくなります。

 

経済指標などの政治経済に関する情報をもとに行う投資はファンダメンタルズ分析と呼ばれるものです。

しかし、経済情勢を見て投資をしても成功するとは限りません。

 

ノーベル経済学賞を受賞した学者が2人参加した「ドリームチーム」と呼ばれたファンドでも、歴史的な大失敗をして破綻しているのです。

 

このファンドはロング・ターム・キャピタル・マネジメント(以下、LTCM)といいます。

LTCMはソロモン・ブラザーズの債券部門を率いていた有力投資家、ジョン・メリウェザーが1994年に運用を開始したファンドです。

 

このファンドにはロバート・マートンとマイロン・ショールズという、2人のノーベル経済学賞受賞者が参加していました。

この2人とメリウェザーが組んだ状態は「ファンダメンタル投資で最高レベルの布陣だった」と評価していいでしょう。

 

しかし、現実にはLTCMはわずか4年で破綻しました。

1988年のロシア危機で巨額の損失を出し、解体されています。この時の損失があまりにも大きく、世界恐慌を引き起こす可能性すら危惧されたほどです。

 

これほどの有力なファンドでも経済指標による相場予測は失敗する可能性があります。

そのため経済指標が発表される前にはある程度ポジションを整理することも有効な選択肢といえるのです。

 

最初はデモトレードで試してみる

レバレッジの原理はわかっていても、実際に投資で用いた時にどのくらい資産が変動するのかは、取引をしてみないと実感がわかないですよね。

そのため、多くのFX会社は最初にデモトレードから試すことを推奨しています。

デモ

デモトレードとは、FX会社が用意しているサービスで、本番と同じ環境で取引のシミュレーションができるシステムです。

デモトレードでレバレッジの感覚をつかみ、リターンとリスクの大きさを体験できます。

また、画面の操作に慣れるためにもデモトレードは有効です。

 

メインとして利用するFX会社を決めるために、各社のデモトレードを一通り試してみるのもいいでしょう。

デモトレードはパソコンでもスマートフォンでも利用できます。

レバレッジ取引も含めて一通りの操作に慣れてから、実際の取引に臨むのがおすすめです。

 

通貨単位を小さくしてリスクを減らそう

高レバレッジの取引でも、少額の資金で取り組めばリスクは軽減できます。

FX会社によって1万通貨単位からしか取引できない場合や、1,000通貨単位から取引できる会社もあります。

 

通貨単位を大きくすれば、大きな利益を得られる可能性がありますが、その分リスクも高くなります。

例を見ていきましょう。

 

【1万通貨単位で取引する場合】

米ドルが1ドル100円で自己資金は5万円とします。

自己資金5万円×レバレッジ25倍=125万円分の取引ができます。

100円×1万通貨=100万円なので、米ドルを1万通貨買うことができます。

 

もし相場が100円から99円に下落したとします。

その場合の損失は、

 

・1円×1万通貨単位=1万円の損失

になります。

 

【1,000通貨単位で取引する場合】

米ドルが1ドル100円で自己資金は5千円とします。

 

自己資金5千円×レバレッジ25倍=12万5千円分の取引ができます。

100円×1,000通貨=10万円なので、米ドルを1,000通貨買うことができます。

 

もし相場が100円から99円に下落したとします。

その場合の損失は、

 

・1円×1,000通貨=1,000円の損失

になります。

 

初心者の方は最初から大きな通貨単位で取引せず、少しの通貨単位で取引をして、慣れたら徐々に大きくしていくほうがいいでしょう。

 

ロスカットのポイントと証拠金維持率

レバレッジ取引では大きな損失が出る時もあります。

損失が一定のレベルを超えた時に実行されるのが「ロスカット」です。

 

ロスカットは自分でツールに設定して「自主的に行うロスカット」と、FX会社が行う「強制ロスカット」があります。

前者は、ある大手FX会社では「自動ロスカット」と呼ばれ、この会社が提供する取引ツールで設定可能です。

このような自主的なロスカットは、一般的には損切りと呼ばれます。

 

強制ロスカット発動の基準となる数値は「証拠金維持率」です。

この数値が50%以下になると強制ロスカットを発動させるFX会社が多くなっています。

証拠金維持率が50%ということは「必要な証拠金の半分しか持っていない」ということです。

 

たとえばレバレッジ10倍で100万円の取引をしたいなら、10万円の証拠金が必要になります。

そこから5万円になってしまった場合は、証拠金維持率50%となります。

 

5万円の損失が出たため、残りの証拠金が5万円になったということです。

100万円分のポジションを建てていて5万円の損失が出たということは、相場が5%下落したことを意味します。

 

損失を出していても、ロスカットをしないままポジションを持ち続けていると、損失が大きく膨らむ可能性があります。

「そのうち反転する」と信じていて、実際にその通りになったとしても、その前に強制ロスカットを受ければ「最も損する場面で決済することになる」わけです。

 

それを避けたいのであれば、証拠金を追加して強制ロスカットを食い止めるしかありません。

このように、レバレッジ取引を行う時は「ロスカットを受けるポイント」を意識しながら、必要であれば追加証拠金(追証)を払うことも意識するべきです。

また、追証を払えないような過大なポジションは建てるべきではありません

 

感情に振り回されない自動売買もおすすめ

「投資は冷静にしなければいけない」とわかっていても、相場が乱高下すれば感情が乱れてしまうのも自然なことです。

そんなときは感情に振り回されずに取引できる自動売買(システムトレード)がおすすめです。

自動売買

 

自動売買は専用ソフトを自分で用意して行うこともできますが、FX会社で用意されているものもあります。

自動売買は自分でプログラムを開発するものと、あらかじめ用意されたプログラムの中から選択して使うものがあります。

 

システムトレードについて詳しく知りたいかたはこちら。

システムトレードのここがいい!多忙な人にもおすすめな理由と注意点

 

FX会社で用意されている自動売買は、用意されているプログラムを選択して取引ができるものが多いです。

自動売買の取引のスタイルは大きく分けて2つあります。

 

・1つはあらかじめ決められたルールに沿って取引を行うプログラム型

・もう1つはリピート型と呼ばれる、売りと買いの値段を最初に決めて、それを繰り返し自動的に取引を行うシステムです。

 

プログラム型はこちらの記事をご参考ください。

専門知識なしでもOK!みんなのシストレで他人の戦略を使いこなそう

 

リピート型はこちらの記事をご参考ください。

トラッキングトレードって?5つの項目を設定して初心者もスタート!

 

外貨預金はレバレッジ1倍

初心者がいきなり高いレバレッジをかけることは推奨できません。そもそもFXの取引自体に慣れていないわけですから、まずはレバレッジ1倍の取引から始めるべきでしょう。

それで相場の見方を覚え、自分が使うFX会社の取引画面の操作を覚え、それから徐々に倍率を上げていくのが安全です。

レバレッジ

レバレッジ1倍のFXは「外貨預金」と評されることもあります。

デイトレーダーのように頻繁に売買するなら外貨預金ではありませんが「ずっと寝かせておく」なら、確かに外貨預金といえるでしょう。

 

FXも外貨預金と同じく、資金を預けている期間「スワップポイント」という利子が付くからです。

 

ここまでの説明を聞いて「それならレバレッジなしのFXではなく銀行の外貨預金でいいのでは?」と思うかもしれません。

しかし銀行の外貨預金は「手数料が高い」というデメリットがあります。

理由は簡単で「銀行はFX会社より店舗数が多くコストがかかっている」からです。

 

たとえば、みずほ銀行の本支店数は、2017年6月30日時点で421です。

これに対してFXでは最大手の1社でも、会社概要に東京本店の所在地しか書かれていません。

 

これは「FXでは支店はほとんど必要ない」「株主も顧客も必要性を感じていない」ということです。

東京本店だけで事業ができるなら、自然とトータルのコストも銀行より安くなるといえます。

 

外貨預金とFXの手数料が異なる理由はこれだけではありません。

しかし、この理由1つでも「FXの手数料の方が安い」というのは実感できるでしょう。

 

最初は外貨預金をするつもりで、レバレッジ1倍のFXから気軽に始めてみるのも1つの選択肢です。

 

外貨預金についてもっと知りたい方はこちらをご参考ください。

外貨預金とFXは一緒じゃない!?迷ったらFXを選んだほうがお得

 

レバレッジ2~3倍の積立FX

FX初心者のうちは、レバレッジ倍率は2~3倍にするのが適正といわれます。

「1倍なら外貨預金とほぼ同じである」「2~3倍は積立FXでも用いられる倍率」ということです。

 

積立投資は、株式や債券などの他分野でも「初心者向け」とされる手法です。

貯金と同じ感覚ででき、売買のタイミングを図る必要もありません。

 

積立FXのサービスは、ある大手FX会社で提供されています。

そこでのレバレッジ倍率は1~3倍となっており、3倍までは初心者にも推奨できる安全な倍率といるのです。

まずはこのような低倍率で少しずつレバレッジ取引の感覚をつかみ、慣れたら徐々に倍率を上げていくといいでしょう。

 

積立FXについてもっと知りたい方はこちらをご参考ください。

積立FXってどんなサービス?金利によるインカムゲイン狙いも効果的

 

許容できる損失を事前に決めておく

FXのレバレッジ取引では「許容できる損失を事前に計算しておく」ことも重要です。

投資の世界でよく使われる「リスク許容度」という言葉がありますが、自分のこのレベルをよく理解しておきましょう。

 

ロスカットの目安は資金に対して初心者は1%以内、中級車や上級者でも2%以内に抑えましょう。

FXでは「資金を増やすこと」が目的なので、「資金を減らさないようにすること」がとても大切です。

 

・5万円の資金なら1回の取引でのロスカット目安は「500円」

・10万円の資金なら1回の取引でのロスカット目安は「1,000円」

・20万円の資金なら1回の取引でのロスカット目安は「2,000円」

・30万円の資金なら1回の取引でのロスカット目安は「3,000円」

 

自分で決めた損切りポイントに到達したときは「もう少し待ったら相場が上がるかもしれない」とポジションを持ち続けていると、損失が膨らむ可能性があります。

ポジションを持つ前にロスカットの位置を決めておくことが大切です。

感情に振り回されずに、自分で決めたロスカット位置を守り、実行しましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

レバレッジをたくさんかければ大きな利益になる可能性がありますが、その分リスクも高くなります。

 

初心者の方はリスクを抑えた取引をしましょう。

相場が予想とは反対に動いた場合は、自分の決めた位置でロスカットを行いましょう。

 

また、最初は通貨取引単位も小さいものから取引していくことがおすすめです。

FX取引の参考にしてくださいね。

 

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