週をまたいでポジションを持つのは危険?FXにおける窓開けとは?

窓開けに注意

 

多くのFX投資家にとって大きな課題である「窓開け」

正しく利用すれば大きな利益を生むことも可能ですし、判断を誤れば大きな損失を招く結果になることもあります。

「窓開けって何?」

「窓開けにどう対策をすればいいの?」

と思っている方もいらっしゃると思います。

こんにちは、FXを勉強中の大輔です。
窓開けってなんだろう?
家の窓を開ければFXで勝てるようになるのかな?

大輔くん、そんなわけないでしょう。

分かりました!
家の窓を閉めればいいんですね!

家の窓にどうしてそこまでこだわるの!?

どうやら、家の窓は関係ないそうです。

ということで、今回は僕と一緒にFXにおける窓開けについて勉強していきましょう!

 

窓開けとは?

通常の、レートは常に連続して動いているので、チャート上のローソク足も一部分は必ず重なり合って成り立っています。

しかし、さまざまな理由でローソク足同士の間にぽっかりと間が空くことがあります。

この間のことを「窓」といい、この状態を「窓が開いた」と表現するのです。

 

窓が開きます

 

一般的に、窓が開きやすいのは月曜日といわれています。

その理由は、FX会社の取引時間にあるのです。

 

FX取引は通常、国内外を問わず土曜日の朝から日曜日の朝まで取引が停止しています。

取引が停止している間に、「為替相場に影響を与える事象」があると、終値のレートで売り買いをする投資家が極端に減るという状況になってしまうのです。

 

そのため、終値のレートで取引を再開するわけにはいかず、売り買いのバランスを整えたレートで新しく取引を行わなければなりません。

こうして設定された新しいレートと終値の差が、窓として現れるというわけです。

 

「窓開け」は月曜日に起こりやすい現象ですが、場合によっては、平日突然に起こることもあります。

 

これは、一時的に通貨の流動性が低下することが主な要因です。

流動性というのは、取引される通貨の交換の容易さを示す言葉です。

 

流動性が高い通貨ほど取引が容易に進み、売買の成功率が増します。

逆に、取引が少なく流動性が低い通貨は買いたいタイミングであっても希望する価格で買えなかったり、売りたいと思ったときに希望する価格で売れなかったりするのです。

 

例えば、米国が雇用統計に関する発表を行うなどした際に、その内容によってはドルを買いたいという投資家が増え、売りたいという投資家が減ることがあります。

そうなると売り買いの需要のバランスが狂って取引が困難になるため、ギャップとして窓ができることになるのです。

 

また、こういった流動性の低下は特にマイナーな通貨で起こることが多いことも覚えておく必要があります。

 

ドルやユーロといった基軸通貨は、多くの金融機関が扱っているため需要も供給も多いです。

そのため、流動性は保たれやすいといえるでしょう。

 

しかし、NZドルなど取引量が少ない通貨は、需要と供給のバランスが保ちにくく流動性が低下する可能性が高いので、取引する際は注意が必要です。

 

開いた窓は閉まりやすい?

いったん窓が開いてから、徐々に元の為替レートに戻ることを「窓埋め」といいます。

 

窓埋め

 

金曜日にポジションを建てて、偶然土日の値動きによって大きく窓が開いた場合、多くの投資家は「この値動きはたまたま起きたもので、長くは続かないだろう」と考えます。

 

そのため、たまたま窓開けで利益を得た投資家は利益確定をし、その動きが多くなるほど、窓が開いた方向とは逆に値が動いていくのです。

こうして、徐々に窓が埋まっていき、元の為替レートに戻るというわけです。

 

また、取引が停止している間のニュースなどが原因で窓が開いた場合でも、よほど大きく相場に影響を与えるニュースでなければ、元のトレンドに収束する可能性が高いでしょう。

 

ニュースの影響は時間の経過とともに徐々に薄れていくものです。

週末のニュースの影響が週明けの取引に極端な影響を与えることはあるものの、その動きが継続する可能性は低いといえるでしょう。

 

そもそも窓開けが起こる原因

東京・ロンドン・NYなどの大きな市場は、土日に取引を行っていません。

しかし、中東やドバイのようなイスラム諸国では国民の休日が日曜日ではないことがあるのです。

 

その場合、欧米諸国が休みの間にも、全体量は少なくなるものの、取引は行われているのです。

また、1回の取引が何億という個人投資家を相手に、欧米諸国が取引を停止している間にも取引を受けている会社もあります。

 

そのような大口の取引が行われた場合も、窓が開くことがあります。

つまり、多くの投資家は取引ができない時間帯でも、ある程度の取引が行われているため、値動きがあります

その値動きが週明けまでチャートに反映されないために、「窓開け」として現れるというわけです。

 

また、突発的な大きいニュースが発表された場合も、窓が開く確率が高まります

例えば、地震や洪水などの地学的なニュースが発表された場合です。

特に、地震のニュースは為替相場に大きな影響を与えます。

 

一般的に、地震が起こると為替は円高になる確率が高いです。

実際、1995年に阪神淡路大震災が発生した当時は、一時1米ドルが79.75円をつける円高になりました。

これは為替が変動相場制に移行して以来、円ドル相場の最安値といわれ、非常に注目されたのです。

 

その後、2011年に起きた東日本大震災では、発生直後に1米ドル=81.64円の安値となり、その後福島第1原発の事故が発覚したときには阪神淡路大震災を上回る1米ドル=76.48円という最安値を更新しました。

 

さらに、特定の国の選挙結果など、政治関連のニュースも強い影響力を持っています。

選挙の結果が予想外のものになった場合、窓が開くことになるのです。

特に大きな選挙は土日に行われることが多いため、取引が停止されていないイスラム圏などの市場で、大きく値が動いてしまいます。

 

このことから、窓開けの原因の中でも、特に月曜日の窓開けに大きく影響を与えるのは、政治関連のニュースといえるでしょう。

 

窓埋めは100%起こるわけではない

窓開けが起きた後、必ずしもその窓が埋まるとは限りません。

窓が開いた原因があまりにも強力な場合、その傾向がそのままトレンドとなって持続する可能性があるのです。

 

例えば、本当に重大なニュースが発表された場合です。

2017年のフランス大統領選が行われた際、ユーロは大きく窓を開けて取引が始まりました。

EUからの離脱を掲げて活動していたマリーヌ・ルペン氏の敗北が確定したことにより、ユーロが大量に買われることになったのです。

このとき、窓埋めが行われることは一切なく、そのまま上昇トレンドとなって進んでいきました。

 

 

大きな流れには逆らわない

 

このように、今後の世界情勢に深くかかわるほどの重大ニュースの場合は、窓埋めを無視する動きが現れることがあります。

テロや事故、天災等が原因で起こった窓開けは、一時的な影響で終わりやすく、窓埋めが起こりやすいです。

 

窓が閉まるかの判断に有効なファンダメンタルズ分析

空いた窓が閉まるかどうかの判断には、「ファンダメンタルズ分析」が有効です。

ファンダメンタルズとは経済活動の状況を示す基本的な要因のことをいいます。

 

ファンダメンタルズは、主に経済成長率や雇用系指標、物価指数、国際収支などのいわゆる「経済指標」から見て取ることが可能です。

特に政策金利に関わってくる雇用系指数や物価系指数には多くの投資家が注目するため、発表と同時に大きく相場が動くことも多々あります。

 

ただし、FXでは海外の通貨と組み合わせて取引をする場合があるので、他国の経済状況を詳しく知っておくことが重要です。

そして、これらの情報をニュースなどから読み取って相場を予測する分析方法を「ファンダメンタルズ分析」というのです。

 

ファンダメンタルズ分析を行えば、「同時に窓埋めが起こるかどうか」について、ある程度予測することができます。

 

ファンダメンタルズ分析の主な材料は各国が発表するニュースです。

金融政策に関するニュースや要人の重大発表には、常に注意を向けましょう!

 

ファンダメンタルズ分析をしよう

 

このとき気をつけなければならないのは、「ニュースの鮮度」です。

FXでは、大きなニュースが発表されたにもかかわらず、相場が変動しないといったことがあります。

 

これは、多くの投資家が既にそのニュースを知っているため、相場を動かす力がない場合に起こります。

これを専門用語で「織り込み済み」と呼ぶのです。

 

また、ほかにもっとインパクトの強いニュースが発表されたことで、自分が予想していた相場の変動が起こらなかったという場合もあります。

ファンダメンタル分析では、ニュースの鮮度を見極めることが重要なのです。

 

また、このニュースの鮮度は窓埋めが起こるかどうかの判断材料としても重要な役割を果たします。

なぜなら、どのニュースで窓開けが起きているのかわかれば、窓埋めが起こるかどうか、正確な判断が可能になるからです。

 

そのニュースが「一時的な影響を及ぼすものなのか」「大きいトレンドを作るものなのか」など、FX取引ではこの判断が必要になってきます。

そのため、初心者のうちからファンダメンタルズ分析に興味を持ち、分析の練習をするとよいでしょう。

 

ファンダメンタルズ分析についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考にしてください。

利益を上げるために有効な方法!FXにおけるファンダメンタルとは?

 

FX会社によって窓開けのタイミングが異なる

FX会社によって、取引可能な時間は異なります。

午前4時から取引できるところもあれば、午前6時から開始するところもあります。

 

取引に対応できる時間が異なるため、窓開けが起きる投資家と起きない投資家が存在するケースがあるのです。

そして、このずれが大きな窓開けを引き起こす要因の1つでもあります。

 

当然、取引開始時間が早いほど対応できる可能性が高くなります。

取引開始時間が遅ければ遅いほど大きく窓が開くことになるので、そのことも考慮して取引するFX会社を選ぶようにしましょう。

 

窓埋めを狙ったトレードでは必ず損切り注文を入れる

 

損切はかしこく

 

窓が開いたまま埋まらない可能性があるため、ポジションを建てる場合には必ず損切り注文も同時に入れておくことが大切です。

損切り注文とは、現在のレートよりも不利なレートを指定する注文方法です。

 

相場が思惑とは違う方向に動き、損失が許容できる範囲を超えてしまうという場合に、損失が広がる前に取引を終了することができます。

 

買い注文であれば現在より高いレートを指定し、売り注文であれば現在より安いレートを指定します。

つまり、損切り注文で指定するレートは、「許容できる損失の限界点」というわけです。

FX初心者の人は、最初にリスク管理のために損切り注文を覚えるとよいでしょう。

 

具体的な損切り注文の使い方を説明します。

例えば、1ドル=100円の買いポジションを1万米ドル保有していたとします。

相場は上がるか下がるか、不明の状態です。

 

そんなとき、重大なニュースの影響で相場が急激に変動して、1ドル=100円だったのが95円まで暴落しました。

この場合、損切り注文していなければ急いで95円で決済したとして、5万円の損失となります。

 

このとき、相場が下がることを考えて99円の損切り注文をしておけば、損失額は1万円で済むのです。

このように、損切り注文が使いこなせれば、相場が予測と反対方向へ動いた場合でも、できるだけ損失を小さく抑えることが可能となります。

 

FXで利益を出すために重要なことは、損失を減らすことであり、損切り注文は損を減らすための決済方法です。

損切り注文を使いこなすことが、FX取引の成功率を大幅に上げることは間違いありません。

 

特に窓埋めを狙った取引は、どちらに転ぶかはっきりとはわからないため、必ず損切り注文を同時に入れておきましょう。

 

窓開けには2種類ある!ギャップアップ・ギャップダウン

窓開けには、「ギャップアップ」「ギャップダウンの2種類があります。

前日の高値より今日の始値が高い場合をギャップアップといい、逆をギャップダウンというのです。

 

ギャップアップとギャップダウン

 

ギャップアップがあった場合は価格が下降して窓を埋めることになり、ギャップダウンの場合は価格が上昇して窓を埋める形になります。

 

ギャップアップは買い注文が急増することにより発生します。

取引が行われている時間帯であれば、買いが急増したとしても注文自体は成立するため、窓を開けることなく価格は上がっていきます。

 

しかし、土日は取引が停止しているので、注文は成立しません。

そのため、月曜日の取引開始まで買い注文がどんどんたまっていきます。

 

その結果、取引開始と同時に、たまっていた買い注文があふれ出てくるのです。

これが、週末の終値と、週始めの始値に差が出る理由です。

 

このとき、ポジションを持った投資家が急増しているということが、注目すべきポイントです。

買いポジションを持った投資家にとっては、ギャップアップの価格帯が損益ゼロ地点になります。

そこから上昇すれば利益になり、下落すれば損失になるのです。

 

つまり、ギャップアップの価格帯での、投資家同士の売りと買いのせめぎ合いが始まるのです。

これにより、窓空けが将来的に強力なサポートラインレジスタンスラインとなります。

 

サポートラインとレジスタンスラインについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考にしてください。

価格抵抗線とも呼ばれる『レジスタンスライン』を自分の武器にしよう!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

窓開けはすぐに埋まってしまうこともあれば、そのままトレンドとして継続することもある、見極めが難しい場面です。

 

うまく使えば大きな利益を出すことも可能ですが、逆に損失を招くこともあります。

窓開けに対しては、慎重に構える姿勢も大切だといえるでしょう。

 

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