トレンド転換をつかまえろ!J.W.ワイルダー考案のパラボリックを紹介

トレンド転換をつかまえろ!J.W.ワイルダー考案のパラボリックを紹介

あなたはJ.W.ワイルダーという方をご存知でしょうか?

J.W.ワイルダーは米国の投資家であり、数多くのテクニカル指標を考案した人物です。

その中でもJ.W.ワイルダーが考案したテクニカル指標の一つであるパラボリックを知っていますか?

 

「言葉が似ているバラボラアンテナと関係ありそう」

「J.W.ワイルダーの考案したテクニカル指標は、なんでも知りたい!」

と思われる方がいらっしゃるかもしれません。

こんにちは、テクニカル指標を極めたい大輔です。
J.W.ワイルダーっていろいろなテクニカル指標を考案しましたけど、有名なところはRSIとかDMIですよね。

そうよ。
大輔くん、ちゃんとテクニカル指標について勉強しているのね。
少し見直したわ。

僕はFXの勉強を怠って、ゲームばかりしていないですよ。

ゲーム・・・?
そういえば、仕事を抜け出してゲームしているのを見た気が・・・。

気のせいですよ・・・。

 

バレてる!

それにしても、いつ見られたのだろうか・・・。

 

気を取り直して、今回はFXのテクニカル指標のパラボリックについて紹介していきます。

僕と一緒にパラボリックの見方や利用法、注意点を見ていきましょう!

 

パラボリックとは?

パラボリックとは、SAR(ストップアンドリバース)と呼ばれる計算で求めた数値を利用するトレンド追従型のテクニカル指標です。

SARは、現在保有しているポジションをイグジット(決済)させ、反対のポジションをエントリーする価格を言います。

また、パラボリックは日本語で「放物線」という意味をしており、SARがチャート上で放物線を描いているよう見えるため、この名前が付けられました。

 

パラボリックはSARを利用したトレンド追従型のテクニカル指標

図に示しているように、チャート上にはSARを点で表し、為替に追従するかのように表示されます。

SARが為替に接触したときをトレンドが転換するサインとして見ることができ、売買のポイントとして確認することが可能です

 

チャート図では以下のような場面で「買いのサイン」と「売りのサイン」を判断することができます。

 

パラボリックの売買サインは3種類ある

そして、パラボリックは以下のような3種類のサインがあります。

 

・SARが上昇している為替に接触したとき、「上昇トレンドへの転換」と「買いのサイン」(為替の上にある)

・SARが下降している為替に接触したとき、「下降トレンドへの転換」と「売りのサイン」(為替の下にある)

・SARの点同士の隙間が広ければ広いほど、トレンドが強い

 

上の図で示すように、緑の〇は為替の下のSARが為替に接触しており、「下降トレンドへの転換」と「売りのサイン」を判断することができます

また、オレンジの〇は為替の上のSARが為替に接触しており、「上昇トレンドへの転換」と「買いのサイン」が確認できます

他のテクニカル指標に比べても、パラボリックはトレンド転換の確認が分かりやすいですね。

 

パラボリックの計算方法

パラボリックは以下のような計算方法で求めていきます。

 

SAR=前日のSAR+AF×(EP-前日のSAR)

 

AF:加速因子(0.02≦AF≦0.2)

初期値:0.02(終値が高値を更新するたびに+0.02ずつ加算する)

トレンドが転換した場合、初期値に戻る

 

EP:前日までの最高値と最安値

 

パラボリックはドテン注文が有効!

ここまでパラボリックの見方を紹介してきましたが、続いてはトレード法について見ていきます。

パラボリックはトレンドの転換を確認することが可能なことから、ドテン注文によるトレードを目的に利用されることが多いです。

ドテン注文とは、保有しているポジションをイグジット(決済)して、反対のポジションをエントリーする注文をいいます

 

パラボリックはドテン注文との相性抜群

図のように、例えばドル円を買い注文で1万通貨をエントリーした場合、トレンドへの転換で保有しているドル円をイグジット(決済)します。

そして、イグジット(決済)と同時に新たに売りで1万通貨のエントリーを行い、トレードをしていきます。

つまり、トレンド転換の確認が見やすいパラボリックにドテン注文は相性がよいのです。

 

しかし、ドテン注文はポジションをイグジット(決済)と同時にエントリーするので、ポジションを絶え間なく保有し続ける状態になります。

そのため、通貨保有量による為替のリスクが大きく、FX初心者には少し難しいトレード法です

 

パラボリックの注意点

トレンドの転換が確認できるパラボリックですが、弱点があります。

それは、パラボリックはレンジ相場で機能しにくいことです。

では、レンジ相場でのパラボリックを利用したチャートを見てみましょう。

 

パラボリックはレンジ相場が弱点

上の図に示している赤の□で囲った部分は、トレンド相場からレンジ相場に移行した場面です。

為替の下にあるSARは、レンジ相場であるはずなのに大きく上昇し、買いのサインを表しています。

しかし、SARのサインに従って、買いでエントリーをしてもレンジ相場は利益が望めない状況になります

 

また、レンジ相場では頻繁にSARの売買サインが入れ替わり、トレンドの転換を読むことができず、「だまし」が多く発生する場合もあるので注意が必要です。

どうすればいいんですか・・・。
パラボリックだけでは、判断するのが難しいです。

そうね、ならテクニカル指標を併用するしかないわね。
実はパラボリックの考案者のJ.W.ワイルダーが併用を推奨しているテクニカル指標があるのよ。

 

パラボリックは併用がおすすめ!

パラボリックは単体で利用もできますが、他のテクニカル指標と併用して利用することでさらに詳しく相場を分析することが可能です。

では、パラボリックと相性のよいテクニカル指標を2つご紹介します。

 

パラボリックとDMIの併用

パラボリックを考案したJ.W.ワイルダーはDMIとの併用を推奨しています。

DMIは、トレンドの有無、強弱を示すテクニカル指標です。

基本的にDI+・DI-・ADXの3本の線で構成されており、位置関係や上昇度で分析を行います。

 

DMIを詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。

複雑そうでも意外と簡単!DMIを用いてトレンドを発見しよう!

 

J.W.ワイルダー推奨のパラボリックとDMIの併用

上の図はパラボリックとDMIを併用したときのチャート図です。

まずはパラボリックでSARによる為替の接触を確認します。

上の図では、緑(買い)と紫(売り)の〇で為替に接触し、買いと売りのサインを確認することができます

 

しかし、緑(買い)と紫(売り)はレンジ相場が継続中に売買サインが確認できたため、トレンドへの転換が発生しない可能性があります

そこでSARが為替に接触したときのDMIを確認して、緑(買い)の〇ではDI+がDI-を上抜けしているため、買いの勢いが強いことを判断することができます

 

また、紫(買い)の〇も、DI+がDI-を下抜けしているため、売りの勢いが強いことが判断できます

緑(買い)と紫(売り)の〇は、2つのテクニカル指標で「トレンドの転換」と「売買のサイン」を確認できるので、エントリーのチャンスだということです。

 

そして、イグジット(決済)は「SARが為替に接触することを確認」または「ADXの上昇の勢いがなくなり、下降し始めを確認」で行います

チャート図ではSARが為替に接触している青い〇で囲った部分で、イグジット(決済)です。

このように、パラボリックとDMIの2種類を併用することで、パラボリックの弱点であるレンジ相場でのだましの回避が可能です。

 

パラボリックとRSIの併用

パラボリックとの併用がおすすめなテクニカル指標の2つめは、同じくJ.W.ワイルダーが考案したオシレーター系のテクニカル指標であるRSIです!

RSIとは、一定期間の相場の値上がり幅(平均値)を利用して、値動きの強弱で「買われすぎ」か「売られすぎ」を判断することができるテクニカル指標です

 

RSIを詳しく知りたい方こちらの記事をご参照ください。

FXのテクニカル指標を紹介!オシレーター系の代表格RSIとは?

 

そして、トレンド系のパラボリックとオシレーター系のRSIを併用することで、お互いの弱点を補い合うことができます

RSIは、レンジ相場では強い効果を発揮しますが、トレンド相場では早めにサインが出てしまう弱点があります。

逆に、パラボリックはトレンドにおいては強い効果を発揮しますが、レンジ相場では頻繁にサインを繰り返し、結果的に損失が大きくなる弱点があります。

 

では、実際にパラボリックとRSIを併用したチャート図を使って、見ていきましょう。

 

パラボリックとRSIの併用で互いの弱点を克服

上のチャート図の緑の〇で囲った部分は、パラボリックの弱点であるレンジ相場です。

SARによるサインが出ていますが、レンジ相場によってサインが繰り返され、利益を望めない状況です

しかし、RSIでは「買われすぎ」と判定することのできる30%付近から70%に徐々に近づいていることが分かります

 

つまり、「買いのサイン」であることが判断可能です。

オレンジの〇で囲った部分は上昇トレンド相場であり、RSIは「買われすぎ」のサインが出ています。

しかし、パラボリックのSARの点同士の間隔は広く、強いトレンドの継続が確認できるので、売りには早いことが判断可能です

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はパラボリックについて紹介してきました。

 

パラボリックはSARを利用して、トレンドの転換を確認することができるトレンド追従型のテクニカル指標です。

為替の上にあるSARが為替に接触したら買いのサイン、下にあるSARが接触したら売りのサインを示します。

 

しかし、レンジ相場では利益が望めないにも関わらず、SARの売買サインによるだましの発生が多いです。

そのため、他のテクニカル指標と併用して利用することで、だましの回避が可能です。

 

トレンドの転換が見極めるのが難しいと思っている方は、ぜひパラボリックをトレードに役立ててみてください。

 

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