FXで堅実に勝つための必須テクニック!「ストップロス」を解説!
みなさんは、FX取引で予想より損失が出てしまったことはありませんか?
もしかしたら、その取引でストップロスをおこなっていれば、損失は大幅におさえることができたかもしれません。
しかし、ストップロスのことをあまり知らないという方は、
「ストップロスってなんだか、損してる気がする」
「そもそもストップロスって何を基準に決めているの?」
と疑問に思うことも多いのではないでしょうか。
こんにちは、FXを勉強中の大輔です!
最近、すごく利益が出そうな取引をしていて、これからが楽しみで仕方ないです!
あら、それはよかったわね。
でも、急に相場が変動することもあるし油断は禁物よ。
大輔くんは、ちゃんとストップロスを設定してる?
ストップロスって、損失をおさえるやつですよね?
この取引は絶対に勝てるんで、大丈夫です!
ストップロスなんて必要ないですよ!
FXで大損する人は、みんなそうやって油断しているのが原因なのよ。
後悔してからじゃ遅いんだから、今のうちにちゃんと設定しておきなさい!
うーん・・・。
僕は自信があるけど、リサさんがそこまで言うなら設定してみようかな。
ということで、今回は僕と一緒にストップロスについて、勉強していきましょう!
目次
ストップロスとは?
ストップロスは、FXでリスクをおさえるために必須と言えるテクニックの1つです。
初心者から上級者まで、役に立つテクニックなので、ぜひ覚えておきましょう!
ルールを順守するテクニック
ストップロスとは、取引している通貨の相場が暴落したときなどに備えて、損失の幅をあらかじめ決めておいた範囲に定めておく方法のことです。
ストップロスには、手動でおこなう方法とFX会社で設定して自動でおこなう方法があります。
ストップロスという呼び方以外にも「損切り」という呼び方で呼ばれることも多いです。
たとえば、1ドル100円で1,000ドル購入したと仮定します。
このとき、自分が1ドル90円までなら損失を許容できるとして、1ドルが90円になった段階でストップロスが起こるように設定します。
設定したあと実際に相場が下がり1ドル90円となった場合、その時点でストップロスが起こるので、最初に決めた許容できる損失幅で決済をおこなうことが可能です。
このようにストップロスは、あらかじめ自分で決めたルール内で損失をおさえることができるというテクニックなのです。
ストップロスの効果
ストップロスをおこなう理由として、もっとも大きいのが「リスクをおさえる」ということです。
人間の心理として、プロスペクト理論という行動原理があります。
この原理は、「人間はどんなときでも合理的な行動を取る生き物でありながら、実際はそのときの心理状況によって非合理的な行動を取ってしまう」というものです。
とくに損益に関して人間は、「目の前に利益があると利益が手に入らないことに対するリスクをおそれ、損失を目の前にすると損失自体を回避(取り返そうと)する」傾向があります。
この原理は、FX取引においても大きく影響する場面があります。
たとえば、FX取引で100万円の取引をおこない、20万円の損失が出たと仮定します。
このとき人間の心理として、どれだけ状況が悪くても20万円の損失を取り返そうと非合理的な行動を取ってしまいがちなのです。
こういった心理状況は、みなさんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
損失が出た段階ですぐに取引をやめておけば、損失は10万円や5万円程度で済んだかもしれません。
ストップロスは、この心理状況をあらかじめ決めたルール内で強制決済することで、リスクを早い段階でおさえるという効果があるのです。
ストップロスのルール設定
ストップロスを設定していなかったことが原因で、FX取引で大きな失敗をしてしまうということが多くあります。
そのため、しっかりとルールを決めてストップロスを設定しておくことが大切なのです。
しかし、闇雲にストップロスのルールを決めてしまうと、本来ストップロスが必要な場面で正確にストップロスがおこなわれないおそれがあります。
そこで、ストップロスのルールを決める際におすすめの2つの方法をご紹介します!
2%ルール
2%ルールとは、1回の取引で自己資金の損失が2%になったらストップロスをおこなうという方法です。
代表的なストップロスのルールの1つであり、採用している投資家も多くいます。
たとえば、資金が200万円あると仮定します。
このとき「200万円×2%=4万円」となり、4万円の損失が出た時点でストップロスをおこなうというものです。
資金の2%までしか損失が出ないルールなので、ストップロスやFX自体に慣れていない方におすすめの方法です。
とくに、1回の取引や1日単位のような、短期取引がメインの方に向いていると言えます。
しかし、2%でストップロスをおこなうという低リスクのルールなので、利益も同等か少し上程度しか望めないことも多いです。
そのため、まずは2%ルールでストップロスに慣れたあと、1ヶ月単位などで許容できる損失の幅を考えるのもおすすめです。
1ヶ月単位の場合は、10%程度で設定してみるのが良いかもしれません。
取引開始から条件が異なった場合で決める
取引開始から条件が異なった場合で決めるとは、取引をはじめる理由となった要因が崩れたときに、ストップロスをおこなう方法です。
たとえば、取引をはじめた理由が上昇トレンドだった場合、しばらくしてその上昇トレンドが崩れたことを察知した瞬間に、ストップロスをおこないます。
この察知した瞬間という部分も、ある程度自分でルールを決める必要がありますが、上昇トレンドの場合は、直近の底値に割り込んだときを基準とするのがおすすめです。
この方法は、2%ルールのように資金を主としたルールではなく、相場の変動や特徴を主としたルールのため、取引をおこなう通貨ペアの特徴を把握しておくことが大切です。
ストップロス狩りに注意!
ストップロスは、FX取引のリスクをおさえるためにも必須と言えるテクニックですが、それを逆手に取ったストップロス狩りについても知っておく必要があります。
ストップロス狩りについて知っておけば、相場の状況を把握するときのキッカケにもなるので、ぜひ覚えておきましょう!
ストップロス狩りとは
ストップロス狩り(ストップ狩り)とは、ヘッジファンドのような資金を豊富に持っている投資家が、意図的に相場を動かし利益を得ることです。
多くの投資家がストップロスに設定している相場を見極め、そのラインに到達するまで大量の売り注文を出します。
これによって、相場が暴落することで、多くの投資家が設定したストップロスが約定します。
そこで、一気に大量の買い注文を出すことで相場が落ち着きを見せて、元の相場に戻ったときに利益を得るという仕組みです。
たとえば、1ドル100円で相場が安定しているとき、多くの投資家はストップロスを98円前後に設定すると考えられます。
そのため、ストップロス狩りを狙っているヘッジファンドなどは、1ドル98円前後まで相場が落ちるように、大量の売り注文を入れるのです。
そして、98円前後に到達したとき多くの投資家にストップロスを約定させます。
同時にどんどん落ちていく相場を見て慌てた投資家も、売り注文を入れることで1ドル100円で安定していた相場が、一気に暴落することになります。
ヘッジファンドなどは、その暴落によって底値に達したと予想した段階で、反対に大量の買い注文を入れます。
しばらくして、相場が元の落ち着きを見せて1ドル100円に戻ると、安く買った分の差額として利益が出るのです。
ストップロス狩り対策
ストップロス狩りの対策としては、
・相場が明らかにおかしい動きをしているときは、取引をやめる
・多くの投資家が設定していると思われるストップロス幅よりも、広めに幅を取る
の二つの方法があります。
しかし、どちらの方法を取ってもストップロス狩り自体を完全に対策することは、ほぼ不可能に近いと言われています。
唯一完全に対策する手段として、ストップロスをおこなわないという方法がありますが、ストップロス狩り以上にリスクが大きいのでおすすめはできません。
ストップロスを設定しないと、最悪ロスカットがおこなわれ、大幅な損失が出てしまうおそれもあるからです。
このようにストップロス狩りは、ある程度の妥協が必要となってしまいます。
注文方法が豊富なFX会社!
FXでリスクをおさえた取引をおこなうためにも、ストップロスの設定やストップロス狩りへの意識はもちろん、注文方法が豊富なFX会社を利用することが大切です。
注文方法が豊富であれば、状況にあわせた取引やストップロス狩り対策にもなります。
そこで、注文方法が豊富でありつつも、FX取引において重要な点をおさえたFX会社を3社ご紹介します!
マネックス証券
マネックスFXは、使いやすく特徴のある5つの取引ツールから、自分にあったツールを選んで取引することができるFX会社です。
相場の変動幅にあわせてリアルタイムで注文を自動修正してくれる、トレール注文を利用することができます。
また、デモトレード機能もあるので、初心者でも安心して取引を体験することができます!
FX会社 | おすすめポイント | |
・5つの取引ツールから選んで使える ・トレール注文が利用可能! ・デモトレード機能あり |
外為オンライン
外為オンラインは、さまざまな相場変動に24時間自動で追従しながら取引をおこなってくれる、iサイクル注文が魅力のFX会社です。
トレール注文も利用することができ、取引にあわせて注文方法を選ぶことができます。
また、積極的に投資家のレベルにあわせたセミナーもおこなっているので、スキルを磨くことも可能です!
FX会社 | おすすめポイント | |
・iサイクル注文とトレール注文が利用可能! ・20ペア以上の通貨ペアを取り扱い! ・レベルにあわせたセミナーを開催 |
SBI FXトレード
SBI FXトレードは、ほかのFX会社が1,000通貨や10,000通貨からしか取引できないところ、1通貨から取引することができるFX会社です。
トレール注文に加えて、新規注文と決済注文を同時におこなうIFDOCO注文なども利用することができます。
また、値動きのレポートや動画配信もおこなっており、情報力の高さも魅力です!
FX会社 | おすすめポイント | |
・1通貨から取引が可能! ・トレール注文とIFDOCO注文が利用可能! ・毎日の値動きレポートや動画配信による情報力! |
まとめ
ストップロスについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ストップロスは、安定したFX取引をおこなうためにも、必須と言えるテクニックです。
しっかりと自分にあったルールを設定すれば、大きくリスクをおさえることができます。
しかし、ストップロス狩りを意識しておかないと、リスクをおさえるはずのストップロスで、損失が出てしまうおそれもあります。
そのため、しっかりと相場の動きを見ることや注文方法が豊富なFX会社を利用して、ストップロス狩り対策もおこなっておきましょう!
ぜひ、今よりFXで良い取引ができるように、この記事を役立ててみてくださいね!